靴紐の通し方結び方で最もメジャーと言ってもよさそうな「アンダーラップ」。
ランニングシューズを履いた状態での通し方を、写真付きで詳しく紹介します。
オーバーラップに比べて、締め付け感が少ない通し方なので、普段履きのスニーカー、長時間走る時のランニングシューズに向いていますよ。
アンダーラップのためのシューズ、紐通し穴の数、靴紐の長さと形状
靴紐は、基本的にはシューズに付属しているもので大丈夫です。
とはいえ、その付属の靴紐が長く感じている人は、この機会に短い靴紐を用意するといいですね。
一般的なランニングシューズやスニーカーに付いている靴紐は120センチ程度なので、靴紐が長いと感じている人は、100〜110センチの靴紐を使うことをおすすめします。
女性なら100センチで平気な人も多いと思いますよ。私は甲が高いので7穴で110センチがちょうどよいです。
- 靴:ランニングシューズ、スニーカー
- 紐通し穴(アイレット)の数:いくつでも可能。偶数でも奇数でも全く問題なし
- 靴紐の長さ:通常の長さ。女性で6〜7穴なら100〜110センチくらい
- 靴紐の形状:平紐がおすすめ。ランニングシューズ付属の楕円形な断面の靴紐でも可能。丸紐でも可能だが緩みやすいかも
アンダーラップのやり方手順
シューズに足入れして、踵を合わせた状態で通していきます。
参考★説明写真のランニングシューズの仕様
- 左右:左足。内側=右側、外側=左側 と定義して書きます。
- 紐通しの穴:7つ(奇数)+1つ(ダブルアイレット用)
- 靴紐の長さ:128センチ(120センチのを使い続けて延びた状態)
- 靴紐の幅:5ミリ(これも延びる前は1〜2ミリ太かったかも)
以下、爪先側の紐通し穴を1番目の穴、足首に近い側を7番目の穴として説明していきますね。
まず、左右1番目の穴に下から靴紐を通します。アンダーラップという言葉の「アンダー」の通り、常に「下」から上へ紐を通すのがアンダーラップの特徴です。
最後に左右同じ長さを残すためには、左右の紐の長さを同じにしておきましょう。左右の紐を同じ高さの穴まで通した時に、都度長さが揃っているか確認すると確実ですよ。
次は、左側1番目の靴紐を右側2番目の穴へ、下から上へ通します。
右側1番目の紐を、左側2番目の穴へ、下から上へ通します。
左側2番目の紐を、右側3番目の穴へ、下から上へ通します。
右側2番目の穴の紐を、左側3番目の穴へ、下から上へ通します。
同じように繰り返していきます。
- 左側の穴の紐:右側の一つ上(足首側)の穴へ、下から上へ通す
- 右側の穴の紐:左側の一つ上(足首側)の穴へ、下から上へ通す
左側5番目の穴の紐は、白い丸印部分のシュータン(ベロ)の抑えの部分を通してから、右側6番目の穴へ通します。履いている時のベロのずれ防止になります。
反対側は通さなくても大丈夫です。この写真ではうまくいっていないのですが、できれば先ほどの紐通しの上を靴紐が通ると、見た目が整いますね。
紐通し穴が7つのシューズでしたら、7番目の穴まで左右の紐を通します。
最後は蝶々結び。アンダーラップの完成です。
アンダーラップで歩いてみた、走ってみた
普段履いているスニーカーやランニングシューズはオーバーラップにしているので、アンダーラップで通したシューズを履くのはどんな感じがするのか楽しみにしていました。
シューズに足入れし、歩き始めた瞬間、締めすぎに気がつき若干後悔。
ですが、歩いているうちに、そこまで気にならなくなってきました。
そのまま走ってみたところ、オーバーラップの締め感に慣れている身としては、ふわっとしているなと感じました。
歩いたり走ったりしているうちに、少しづつ緩んでくるのかもしれません。
とはいえ、蝶々結びが緩んでいるわけではないですし、困ることもないですよ。
アンダーラップが向いているのは、こんな人ですね。
- ランニングシューズの締め付けが苦手
- バランスが取れたフィット感でシューズを履きたい
- 長時間走ると足のむくみが気になる人
アンダーラップの脱ぎ方、靴紐の緩め方
靴紐をアンダーラップで通したシューズを脱ぐ時は、足首側から順番に左右の紐を引いていけばいいので、単純です。
左右均等に、2本か3本づつケチらずにがっつり引いて緩めておけば脱ぐのは簡単。
履く時も緩めた分だけ、左右の紐をそれぞれ右手左手で持ち、同時に引っ張って締めていけば均等に締められますよ。
おわりに
アンダーラップのやり方、履いて歩いた様子、脱ぎ履きについて紹介してきました。
定番の靴紐の通し方として名前だけでも覚えておくといいですね。
通し方自体は、必要な時にまたこの記事を見に来てくださいね。
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