全日本大学駅伝の7区のコースを実際に走ってみました。
コースはバリバリの車道なので、一部歩道がなくて苦労しました。
最大のポイントは7km過ぎの三渡川(みわたりがわ)を渡るところ。
ここは大会のコース通りには通れなくて迂回することになります。
あとは概ねコース通りに走ることができました。
今回は、全日本大学駅伝7区のコースを徒歩(ランニング)で辿る場合の地図と、実際に走ってきた様子を紹介します。
全日本大学駅伝7区コース紹介、高低差、徒歩可能なマップ
7区は全長17.6km。
全8区間の中で2番目に長い準エース区間です。
ルートは、国道23号線〜国道166号線〜県道鳥羽松坂線を通ります。
▼大会公式のコース図はこちら。
https://daigaku-ekiden.com/about/#page-coursemap
▼高低差がわかる全体図はこちら。
https://daigaku-ekiden.com/about/files/map.pdf
↑これによると7区のアップダウンは橋や立体交差のアップダウンが数回。1階あたり10メートルくらいの高低差です。
おっ、上ってるなとは感じましたが、そこまで困るアップダウンではなかったです。
そして、今回実際に現地に足を運んでみて分かった、迂回ルートを反映したルートマップがこちら、全長17.9kmです。
では、実際に現地へ足を運んで分かった様子をお届けします。
全日本大学駅伝7区序盤戦:津市〜松阪市へ
7区のスタート地点は「ベイスクエア津ラッツ」というショッピングモールの敷地内です。
▼中継地点の詳細はこちらに書いています
全日本大学駅伝の第6中継所はどこ?アクセス方法と徒歩で行ってみた様子
※実際のランナーが進路の向かって左側を通るため、私もできるだけ進行方向左側の歩道を通りました。
さて、まずは国道23号線(名四国道)を進みます。
歩道の幅がそれなりにあるので、車がビュンビュン走っているもののそこまで怖い感じはなく進めます。
通り沿いは、レンタカー店や自動車販売店、中古車販売店など、車関連のお店が多い印象です。
コンビニがちょこまかあるので、飲み物などの調達ができます。ファミリーマートとセブンイレブンが半々くらいです。
7区の最初の橋は雲出大橋。スタートから3km過ぎの地点です。
これは手前の交差点。
この橋で雲出川を渡ります。見通しよく10mくらい登って、同じように下ります。
橋の上で津市から松阪市へ入ります。
7区徒歩ルート最大の難所は三渡川
そのまま4kmほどは変わらない雰囲気で進むことができます。
国道23号線が大動脈で交通量が多いので、車の音はちょっとうるさく感じますが、歩道もまだあるので淡々と走りました。
縁石の段差はそこそこあるので、つまづかないように気をつけてくださいね。
さて、7区徒歩ルート最大の難所は7km過ぎの三渡川(みわたりがわ)を渡るところです。
こちらがこの部分の現実的な徒歩ルートのマップです▼
まず、南勢バイパスと交わる小津町交差点(地図上の一番上の起点のところ)で、突如歩道が途切れてびっくりします。
とてもじゃないけど右側に渡ろうとかしないでくださいね。車がひっきりなしに通過していて、かなり危ないです。
駅伝当日のルートはここで真っ直ぐ南下して国道166号線へ入るのですが、徒歩組は左側の通れる細い道へ入ります。
左側の芝生地帯になんだかホッとします。
そのまま進むとさらに二手に道が分かれます。
実際現地では右側へ入ってしまったのですが、この記事を書くために地図を見直したところ、左側へ入るのが最善ルートですね。
三渡川へ向かって突き当たりを右折します。
三渡大橋の下をくぐって国道166号線にぶつかったら左折し、駅伝ルートへ復帰します。
全日本大学駅伝7区のルート攻略としては、もうここで完遂した気分になりました(笑)
近鉄山田線が並行して走っている
近鉄山田線が進行方向右側にぐっと近づいてきます。
松ヶ崎駅からは7区のコース最後までほぼ並行して走っているのです。
通過する列車を見ながら走ると気分転換になりますね。
国道166号線は松阪牛がモーレツに気になる!
国道166号線は片道1車線道路で、23号線よりも静かです。
やはり、ずーっと車が行き交う音を聞き続けるのって疲れるんですよね…。
歩道は最初は狭いのですが、松阪の中心地へ向かって次第に広くなります。
松坂といえばもちろん松阪牛。
あちこちにお店があったり看板があったりで、モーレツに気になります笑
特にインパクトがある看板と名前は「一升びん」さん。写真撮るの忘れました…。
その名の通りの瓶の絵がドカーンと描かれています。
また、11.5kmくらい、進行方向右手にある「まるよし」さんはお肉屋さんの直営店で、松阪牛に多いすき焼きだけでなくステーキもいただけます。
うなぎ屋さんも気になる
一方で、お寿司屋さんや海鮮系のお店もありますし、結構目立つなと思ったのは鰻屋さんです。
隣の津市はかつては鰻の養殖を行なっていて、うなぎの消費量が全国一番になったこともあります。
観光客向けというよりは地元の人たちの消費量が多いそうです。
ということは、この界隈のうなぎ屋さんはリーズナブルで美味しいのでしょうね。
いつか行ってみたいです。
県道鳥羽松阪線は歩道が狭くなる
ほぼ13km地点の宮町交差点から、国道166号線は右折しますが、駅伝コースは直進して県道鳥羽松阪線へ入ります。
だんだん歩道が狭くなってきます。
道自体も狭い印象です。
少し行くと左手に「松阪食肉流通センター」の看板がある建物が見えます。名前からしてすごく気になりますね。
気になるのは私たち人間だけではないようです。
この付近で10羽以上のカラスに遭遇しました。
肉食なんですかね(笑)
頭のすぐそばを平気で飛び交うので怖かったです。
この先の金剛川まで来るといよいよまともな歩道がなく、道の端っこに白線がかろうじてある、という状態になります。
うろおぼえですが、進行方向右側は歩道がある箇所もあった気がします。
引き続き進行方向左側を進む場合は1kmくらいは歩道がほぼなく、すぐそばを車が通過することは覚悟しておいた方がいいです。
歩いた方が安全ですね。
7区最後の登りは近鉄山田線を越えるところ
全日本大学駅伝7区のコースの最後は、線路を越えるアップダウンです。
右側をほぼ並行して走っていた近鉄山田線の上を通ります。
ここは歩道がしっかりあるので、安心です。
5メートルくらい上ってから下るのですが、ここまで16km以上走ってきてそれなりに疲労が溜まっているので楽ではなかったです。
記憶が確かなら、このアップダウンでは8区への中継所であるJAみえなかの看板は見えなかった気がします。
残り1km切っているので学生ならラストスパートするところだと思いますが、目標物が見えないと少しやりづらいですね。あ、駅伝当日は距離表示が1kmごとにあるでしょうから問題ないと思いますが。
いよいよ7区から8区へ、この大会最後の襷リレーの中継所です。
7区フィニッシュはJAみえなか前
17.6kmの最後は第7中継所のJAみえなか前です。
実は道路の左右両方にJAがあります。
右側の建物の上にある看板が、直前になって目に入ってきます。
左側は平屋建ての支店です。
▼詳しくはこちらで紹介しています。区間の区切りの印もあるよ!
全日本大学駅伝の第7中継所はどこ?アクセス便利で応援にもおすすめ
おつかれさまでした!
おわりに
全日本大学駅伝の7区17.6kmの道のりを実際に走ってきた様子をお届けしてきました。
国道23号線、国道166号線、県道鳥羽松阪線、と3つの幹線道路を通るコースは、車の交通量が多いので、周りに十分気をつけながら進む必要があります。
最大の迷いポイントは、国道23号線と南勢バイパスの交わるところ。
先に挙げた地図をよくみておくことをおすすめします。
終盤の歩道ががほぼなくなるところも気をつけてくださいね。
▼他の区間も走ってきました!▼
全日本大学駅伝1区のコースを走ってみた!歩道を走れるマップ付きで紹介
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