帰宅ラン通勤ランに必要な荷物を運ぶリュック。
走ったら汗をかくので、背中が気持ち悪くならないかな?
リュックの中身は大丈夫だろうか?
なるべく軽い方が肩こりしにくい?
色々と、気になることがあると思います。
この記事では、帰宅ラン歴2年の筆者が実際に選んで使った体験を踏まえて、帰宅ランのリュックの選び方について紹介します。
通販の場合、お店での試着ポイント、女性ならではの選び方のコツもありますよ!
帰宅ランのリュック 汗かきでも快適に、荷物を濡らさないためには
ランニングの時に使うリュックは、普通のリュックではなく、専用のものを用意しましょう。
専用のリュックは何て呼ばれているの?と思いますよね。
「ランニングリュック」や「トレランザック」といった言葉で検索すると、色々出てきますよ。
走る時に背負うことを前提に作られているので、さまざまな機能が詰め込まれています。
トレイルランニングとは、主に山の中を走るスポーツのこと。
今回は、大きさと機能がちょうどよいため、山の中を走るわけではありませんが、トレイルランニング用とされているリュックも、通勤ラン帰宅ラン用として紹介しています。
普通のリュックとの違いの一つは、汗対策。
背負った時に体に触れる部分がメッシュ状になっているものが、ほとんどです。
背中だけでなく、ショルダー部分や、ポケットの裏側も。
走る時用のリュックは体にぴったり背負いますが、体に触れる部分がメッシュ状になっていることで、通気性が増し、汗をかいても蒸れにくいのです。
走っている時の不快感を少しでも減らしてくれます。
そして、汗といえば、リュックの中身が汗で濡れないかも気になりますよね。
メーカーによっては撥水力の高い素材を使用しているものもありますが、完全とはいかないです。
どんなリュックを選んだとしても、中に入れる荷物はビニール袋に入れておきましょう。
チャックで開閉できる袋がおすすめです。
私は、100円ショップで購入したものを使用しています。
写真の左のファスナー式ポーチも、右のチャック付き袋も、大小色々ありますので、ご自分の荷物の大きさに合ったものを選んでくださいね。
ちなみに右のチャック付き袋ですが、60mmX85mmで、クレジットカード1枚がぴったり収まるサイズです。
私はsuicaを入れて、ズボンのポケットにしまっています。
帰宅ランの途中でコンビニに寄る時に、重宝していますよ。
リュックは軽い方が肩こり防止できる?大きさとの関係は
荷物を背負って走るとなると、ただでさえひどい肩こりが・・・と気になるかもしれませんね。
となると、軽いリュックがいいのでしょうか?
肩こりとリュックの関係を考える時、リュック自体の重さよりも大事なことがあります。
それは、荷物の重量と、リュックの大きさ(容量)です。
帰宅ランの場合、もう運ぶ荷物が先に決まっていて、それが全部入る大きさで探すこともあるでしょう。
もしくは、まだ荷物を決めてはいないけれど、先にリュックを探している方もいると思います。
ランニングリュックは、大は小をあまり兼ねないです。
荷物の量に対して大きすぎるリュックだと、走っている時にリュックの中で荷物がバタバタ動いてしまいます。
走るたびに背中の荷物が上下左右に揺れると、前へ進みたいのに無駄な動きになり、走りずらいです。
リュックによっては、「コンプレッション」といって、中身の量に合わせて荷物を固定させやすくする機能も付いていますが、限度はあります。
また、容量が大きいリュックだと、入るだけ荷物を入れてしまいがち。
結局、リュック自体が軽くても、荷物を入れた状態では重たくなってしまいます。
なので、帰宅ランで運ぶ荷物をできるだけ減らして、肩への負担を軽減するようにしましょう。
その上で、通勤ラン帰宅ラン用リュックの大きさの目安は、特に女性でしたら10リットル程度までをおすすめします。
メーカーによって同じ「10リットル」と表記されていても、実際に入る荷物の量には違いがあるため、目安ではありますが。
男性は女性に比べて筋力があるので、16リットルくらいでも大丈夫かもしれません。
でも、肩こりがあったら、男女関係なく、なるべく荷物の重さを抑えたいですよね。
私が帰宅ランをする時は、8リットルのリュックを背負ってコンプレッション用の紐をしっかり引き、走っている時の荷物の動きを最小限に抑えています。
時々背中がどうもバタつくなぁと思ったら、紐を引き忘れて荷物が暴れている、なんてこともありますが(笑)
今思えば、もう一回り小さい6リットルくらいのリュックでもよかったかなと思います。
ランニングリュックの選び方超詳細!お店でのチェックポイントも
ここまで、汗対策と、肩こり対策からみるリュックの大きさについてお伝えしてきました。
さて、実際に通勤ラン用のリュックを選ぶ時は、他にもチェックしたいことがありますよ。
サイズ展開・レディースモデル展開
より自分にぴったりしたリュックを選ぶために知っておきたいこととして、同じメーカー、同じモデル、同じ大きさのリュックでも、2種類用意されていることがあります。
- メンズモデルとレディースモデル
- 男女別ではないけれど、大小のサイズ展開
女性はぜひ、レディースモデルか小さいサイズのリュックを確認してくださいね。
たいていのランニングリュックは肩紐の長さなどが調整できるようになっていますが、最も絞った状態にしてもまだブカブカ、ということがよくあるからです。
通販で購入する場合は、レディースモデルや小さいサイズのものを購入して調整する方が確実と言えます。
帰宅ラン歴2年の筆者おすすめメーカーを3つ紹介しますね。
グレゴリー(Gregory)
男女別のモデルがあります。
女性用モデルなら「ルーファスW6」か「マヤ10」ですね。
私は、ルーファスW6の旧モデル(かなり古いですが)を愛用していますが、安心の揺れにくさで快適に走れています。
アルティメイトディレクション(ULTIMATE DIRECTION)
ベスト型のリュックが有名です。
実際、体にぴったりくっついて安定度抜群。
女性用モデルで「ULTRA VESTA」というシリーズがあります。しかも、このモデルでさらに2サイズ展開。
私は身長160センチの中肉中背ですが、小さい方のサイズ(XM/SM)を使っています。
パーゴワークス(PaaGo WORKS)
日本ブランドのアウトドアメーカー。
サイズ展開はありませんが、お店で試着してみたらいい感じに締められました。
「ラッシュ12」次はこれを使ってみたい!
実店舗ならどこで売っている?
通販で多く取り扱われているランニングリュックですが、できれば実際に手にとって実物を確かめたいですよね。
どういう場所で扱っているのでしょうか?
最近はランニングブームに乗って、スポーツショップでの取り扱いが増えています。
近所にあれば一度覗いてみましょう。
ただ、レディースモデルやサイズ展開のあるモデルまでは、置いていないことが多いです。
登山用品を扱うお店だと、より多くの種類のリュックが置いてあります。
都内のお店だと、さかいやスポーツエコープラザ、エルブレス新宿店、アートスポーツODBOX本店、石井スポーツ(登山本店、他)など。
機会があったらぜひ実際に足を運んで、試着してみてくださいね。
百聞は一見に如かず、です。
もし目星をつけたモデルがある場合は、先にお店へ電話して取り扱いがあるかを確認されることをおすすめします。
私も電話してからお店で試着し、購入しましたよ。
ランニングリュックを試着したらここをチェック
さて、リュックの実物を扱うお店へ行ったら、ぜひ試着してみましょう。
通勤ラン帰宅ランに運ぶ荷物を持っていければベストですが、貴重品や必ず運びたいものだけでも持参すると、使い心地を確かめやすいです。
特に狙ったモデルがない場合は、ランニング用のリュックで、大きさは10リットルくらいまで、と条件を伝えて、いくつか出してもらうといいですね。
試着する際は、店員さんへ、自分の荷物を入れみてもいいかと、背負って店内を軽く走ってみてもいいかを確認してください。
その上でのチェックポイントを挙げますね。
必要な荷物が入るか
もし走って運ぶ荷物一式を持参できたのでしたら、実際に詰めてみましょう。
背負ってから、荷物を固定する紐も調節します。
余裕で入るようでしたら、容量がもう少し小さいリュックも試してくださいね。
ポケットの出し入れ
荷物のうち、帰宅ラン中に出し入れしそうな小銭入れやスマホを入れるポケットを確認します。
背負った状態で手が届きますか?
ファスナーやマジックテープはスムーズに開閉できますか?
また、背面側にあるポケットは、背負ったままの状態でも手が届くかどうか試しましょう。
主に、ペットボトルを入れた場合に手が届くと、給水が楽になります。
親切なお店でしたら、試させてもらえますよ。
ベルト調節ができるか?体にぴったり背負えるか
ランニングリュックには、ショルダー以外に、胸の部分やウエスト部分にベルトが付いています。
まず、ショルダー部分の紐を引いて背中にできるだけぴったり近づけます。
最大限引いても背中に明らかな隙間ができる場合は、体に合っていないので諦めましょう。
街中でよく見かける、リュックを背中の下の方で背負う状態は、荷物が重く感じられますし、揺れも大きくなるので避けてくださいね。
ショルダー部分を調整したら、次は胸とウエストのベルトです。
ウエスト部分のベルトは、先に左右を留めてから調節します。
苦しくない程度に、締めます。
胸の部分のベルトも同じく、留めてから調節。
このベルトは高さの位置も調節ができる場合があるので、店員さんに聞いてみましょう。
高さによって、締め具合が変わるので、動かしてみてくださいね。
ベルトが硬くないか?擦れ防止に
硬いかどうかは複数のメーカーのリュックを比べないとわかりにくいのですが、調節ベルトが硬いと、ランニングウェアや肌が擦れてしまうことがあります。
ベルトそのものというよりは、幅の左右が硬いかどうか、です。
特に、安価な値段設定をしているリュックでまれにあるので、擦れが気になる方はいくつか触って比べてみるといいですよ。
走ってみて違和感がないか?
体にぴったり合わせたリュックで、軽く走ってみましょう。
トレッドミル(ランニングマシン)ではなく、店内の床を走る方が実際の帰宅ランの状態に近いです。
荷物がバタつきませんか?
体にくっついている感じはしますか?
肩こり対策にも走りやすさにも、大切なポイントですので、お店に迷惑にならない範囲でじっくり確かめましょう。
2種類以上のリュックを試せれば、どれがより自分に合っているか感覚で分かりますよ。
通勤ラン帰宅ランリュックの選び方まとめ
通勤ラン帰宅ラン用のリュックの選び方について、紹介してきました。
改めて、ポイントはこちらです
- 汗と肩こり対策のためにも、ランニング用のリュックで
- 体が触れる部分はメッシュ素材
- 大きさはなるべく小さいもの、10リットル以内が目安
- 同じ容量でもサイズが選べる場合、女性なら小さい方を
- できればお店で試着し、フィット感を確認
使い心地がよいリュックを手に入れると、帰宅ラン以外にもどこかへ走って出かけたくなりますよ。
ランニングを楽しく続けるためにも、ぜひお気に入りのリュックを見つけてくださいね。
>>>通勤ラン・帰宅ランのリュックに入れる荷物をチェックする
スポンサーリンク