通勤ランが普段のランニングと違うことの一つに、手ぶらでは走れないという点があります。
とはいっても、何を持てばいいのかを判断するのは、初めての方にとっては少し難しく感じられるかと思います。
今回は、通勤ラン・帰宅ランに必要なものと不要なものについての紹介と、快適に走るために必要なものだけを選ぶにはどうしたらいいのかを、お伝えしますね。
目次
通勤ランの荷物を選ぶ基準は?
通勤ラン・帰宅ランの時に背負う荷物については、なるべく軽く小さくしたいです。
そのためには、本当に必要な物だけを選ぶ必要があります。
この記事では、帰宅ランの場合でお話ししていきますね。
帰宅ランの際に運ぶ必要がある「モノ」は、2種類に分けられます。
職場を出発して帰宅するまでの間と翌日出勤時に「使うもの」と、「使わないもの」、です。
そんなの当たり前、と思ったかもしれませんね。
使うものは運ぶしかないのですが、使わないものをいかに減らすかが、荷物を軽く小さくするポイントです。
まずは、使うものを紹介していきます。
帰宅ラン用荷物はこう厳選する!具体的に紹介
職場を出発して帰宅するまでの間と翌日出勤時に必ず使うものと、使う可能性があるものを見ていきましょう。
- 鍵類
- お金もしくは電子マネー
- 定期券
- スマホ・携帯電話
- 緊急連絡先のメモ
- 食べ物・飲み物
- ライト
- 汗拭きタオル類
- 上着
- 着替え(必要な人のみ)
では、一つずつ説明していきすね。
鍵類
自宅の鍵はもちろんですが、自転車やバイクなどの鍵も出勤時に持ち運んでいる場合はお忘れなく。
あとは、職場の鍵やカードキーもですね。
職場の敷地や建物に出入りする時に使うものも含まれます。
お金もしくは電子マネー
走る距離や時間が短い場合は使わないかもしれませんが、万が一のためにも、少額の現金もしくは電子マネーは持っておきましょう。
途中で自販機やコンビニで飲み物や食べ物を調達する時も必要ですし、予定外の場所でランを切り上げて電車やバスに乗る時の費用としても。
普段持ち歩いているお財布を丸ごと運んでもいいのですが、長財布などはかさばるので、帰宅ランをする日は専用に小さめの小銭入れを用意することをおすすめします。
定期券
帰宅ランの途中まで、もしくは途中から電車やバスに乗る場合は必須です。
帰宅ランでは使わなくても、翌日の出勤に必要ですから、確実に持ちましょう。
スマホ・携帯電話
いうまでもなく、持つとは思いますが、必需品ですね。
緊急連絡先のメモ
え?と思われたかもしれませんね。
スマホや携帯電話が使えなくなった時のために、緊急連絡先の控えは必ず持っておくことを強くおすすめします。
これは私の体験談なのですが、帰宅ラン中に転んでしまい、その勢いでスマホが落ちて画面が割れてしまったことがあるのです。
タッチパネルが操作できず、家への連絡ができなくなってしまいました。
昔なら自宅の電話番号を覚えていて、公衆電話から連絡できたことでしょう。
しかし、転んだ時は、家族の携帯電話番号は覚えておらず。
帰りを待つ家族へ心配をかけてしまいました。
それ以来、緊急連絡先のメモと電話代として小銭を一緒にしておくことにしました。
かさばるものでもありませんので、ぜひ準備しておいてくださいね。
食べ物・飲み物
いずれも必ずしも最初から持ち運ぶ必要はないですが、必要に応じて走る前から準備するものです。
帰宅ランの距離と、走る時間や時間帯によって、途中で何か食べるかどうかは変わってきます。
もし普段走る時に口にしていてお気に入りのものがあるようでしたら、持っておくと安心です。
または、帰宅ランルートの途中にあるコンビニで調達してもOK。
その方が荷物が減るというメリットもあります。
飲み物は、よほど短距離でない限りは必要だと思います。
通り道にあるコンビニや自販機で購入できるように、小銭やsuicaなどの電子マネーは携帯しましょう。
特に、夏の暑き時期なら冷たい飲み物、冬の寒い時期なら温かい飲み物。
それぞれをモチベーションにして、次の地点までがんばろう!と思って走ることもできますよ。
好みによりますが、夏はコーラが美味しいです。
甘くない飲み物なら、麦茶もおすすめ。
冬はコーンスープを飲んで少し休憩すると、ほっとしますね。
ライト
夜間走る場合には、周りの人へ存在を知らせるためにライトが必要です。
大通りでよほど明るいわけでなければ、準備しましょう。
ヘッドライトが恥ずかしかったら、小さめのライトを荷物を背負うリュックの前と後ろにつける方法もあります。
一つは、スマホのライト機能を使う手も。
その場合は、バッテリーの消耗具合だけはチェックしてくださいね。
ライトを身につけない場合は、反射板を。
手首に巻くタイプのものや、キーホルダー式のものもあります。
100円ショップでも見つかると思いますので、探してみてくださいね。
汗拭きタオル類
汗が皮膚の表面にとどまってしまうと、熱が体の外へ逃げにくくなります。
夏は熱中症の危険性もありますし、冬でも信号待ちや休憩の時に汗が冷えて体が冷えてしまう可能性も。
できれば、吸水速乾性のあるタオルがベターです。
首に巻いて走れるような横長なものでもいいですね。
上着
通勤ランのウェアについては、詳しくこちらで書いていますが、コンパクトに持ち運べる上着を1枚持っておくと便利です。
走っている時と休憩時の温度差に対応したり、電車やバスに乗る時に羽織ったり。
軽い雨避けにもなります。
たとえばこんな感じのですね。
フードを使わない時はしまえるのも嬉しい機能だなぁと思います。
着替え(必要な人のみ)
着替えは、帰宅までの間に電車などに乗る場合で、ランニングの服装のままだと気になる方は用意しましょう。
汗だらだらで混雑している電車に乗るのは、さすがに避けたいですものね。
その場合は、着替えと汗拭きシート、脱いだランニングウェアを入れる袋も忘れずに。
背負って走ることを考えると、着替えはできるだけ軽くて小さくたためるものがおすすめ。
小さくするには、圧縮袋に入れる方法もあります。
私はランニング用リュックに着替え類を入れる時は、必ず圧縮袋に入れています。
ただし、いくら圧縮してコンパクトにできるとはいえ、重さは変わらないですから、詰めすぎには気をつけてくださいね。
帰宅ランの荷物 重さを減らすには?それ本当に必要?
ここまでで、帰宅ランに必要な荷物を紹介してきました。
それ以外は不要なもの、ということになります。
あれっ?と思ったかもしれませんね。
不要なものは持たないのが、荷物の重さを減らすコツです。
ではどんなものが不要なのか、2つ取り上げますね。
職場で着ていた服、靴、身につけていたもの
その日の仕事中に着ていた服、翌日の朝、自宅で必要でしょうか?
よほどのことがない限り、あえては着ないですよね。
洗濯するにしても、翌朝でないといけない理由はそうそうないと思います。
靴も翌朝必ず同じものを履く必要はないはず。
もし1足しか職場用の靴がなくても、出勤後に履き替えればいいのです。
アクセサリー類は、翌日出勤してから身につけても遅くはないですよね。
帰宅ランの日の昼間に着ていたもの一式は、潔く職場に置いて帰りましょう。
高価なジュエリーなどは一晩置くのは心配だと思いますので、最初から身につけていかないことをおすすめします。
どうしても、という場合は、小さいジップ式にビニール袋に入れて、持ち帰りましょう。
職場内で着替えを置いておく場所がない場合は、最寄駅のコインロッカーへ入れておく方法もあります。
翌日回収するのを、くれぐれもお忘れなく。
仕事関連の道具
また質問になってしまうのですが(笑)、帰宅ランで自宅へ到着してから、翌日出勤するまでに、自宅で仕事しますか?
ほとんどの方がしないと思います。
翌日出勤してから使うものについては、帰宅ランでは持ち運ばないようにしましょう。
かさばるし、重くなるし、ランニングでリュックの中に入っているものが揺れることで壊れる恐れもあります。
よほどの事情がない限り、仕事関連のものは職場に置いておくのが得策です。
走っている時に重荷になってしまってはランニングも楽しめないですしね。
なお、ランニング中に何か仕事のアイデアが浮かんでくるのは、もちろんOKです。
アイデアをメモするのは、スマホのレコーダー機能が手っ取り早くておすすめです。
最近は、音声入力の機能も以前に比べてかなり良くなっているので、使ってみるのもよさそう。
一度、走らない環境でテストしてみてくださいね。
帰宅ランの持ち物を揃えたら
必要なものだけを厳選して、準備できましたか?
そしたら、一度すべて集めてみましょう。
どれくらいの量になりましたか?
重さが気になるようでしたら、全てビニール袋に入れて測ってみてください。
簡単なのは、体重計を使う方法です。
荷物を持った体重と持たない体重を測って、差を出せばわかりますよ。
あ、ご自分の体重そのものはこっそり秘めておいていただければ大丈夫です(笑)。
意外と重い!と思ったら、もう少し持ち物を減らせるかもしれません。
見直してみてくださいね。
あとは、この荷物がちょうどよく収まるリュックがあればいい、ということです。
→じゃあ、リュックはどう選ぶかは、こちらで詳しく紹介しています
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