ラティスとは格子のこと。スニーカーの靴紐で、ちょっと凝った編み目模様が作れるのがラティス結びです。
ランニングシューズを履いた状態での結び方通し方を、写真付きで詳しく紹介します。
少し短めの靴紐でできる、おしゃれな結び方としてもってこいですね。
ロッテのチョコレート「紗々(さしゃ)」みたいだなぁと思いました(笑)2021年に6代目パッケージが登場していますよ。
ラティス結びのためのシューズ、紐通し穴の数、靴紐の長さと形状
靴紐の長さは、できれば短めのものがいいです。
一般的なランニングシューズやスニーカーに付いている靴紐は120センチ程度。普段の蝶々結びが大きすぎると思っている人は、100センチから110センチがおすすめです。
- 靴:ランニングシューズ、スニーカー
- 紐通し穴(アイレット)の数:6穴おすすめ。7穴でも可能。
- 靴紐の長さ:通常もしくはマイナス10センチ。女性で6穴なら100センチ、7穴なら110センチ目安
- 靴紐の形状:平紐が綺麗。丸紐でも可能。太さによって印象が変わります。細いと紗々っぽくなりますよ
ラティス結びのやり方手順
シューズに足入れして、踵を合わせた状態で通していきます。
- 左右:右足。内側=左側、外側=右側 と定義して書きます。
- 紐通しの穴:7つ(奇数)+1つ(ダブルアイレット用)
- 靴紐の長さ:128センチ(120センチのを使い続けて延びた状態)
- 靴紐の幅:5ミリ(これも延びる前は1〜2ミリ太かったかも)
以下、爪先側の紐通し穴を1番目の穴、足首に近い側を7番目の穴として説明していきますね。

まず、左右1番目の穴に、下から靴紐を通します。

この時点で左右の靴紐の長さを同じに揃えてくださいね。
さて、ここからは、
- 通す穴の位置(◯番目)
- 上から通すか下から通すか
- 途中、他の靴紐と交差する時は上を通すか下を通すか
左1番目の紐を、右側4番目の穴へ、上から下へ通します。

白いX印の部分は、まだ使っていない2番目と3番目の穴です。
右側1番目の紐を、左側4番目の穴へ、上から下へ通します。

左側4番目の紐を、直前に通した紐の下をくぐらせて、

左2番目の穴へ、下から上へ通します。

通したところはこんな感じ。

反対側も同じようにやりますよ。右側4番目の紐を、直前に通した紐の下をくぐらせて、右2番目の穴へ、下から上へ通します。

左右同じ状態になりました。

左側2番目の紐を、右側5番目の穴へ、上から下へ通します。

右側2番目の紐を、左側5番目の穴へ、上から下へ通します。この時、白い丸印のところは紐の下をくぐらせましょう。

左側5番目の紐を、星印2本の紐の下をくぐらせてから、左側3番目の穴へ、下から上へ通します。

右側5番目の紐を、星印2本の紐の下をくぐらせてから、右側3番目の穴へ、下から上へ通します。

左右の紐をそのまま引くと、こんな感じになります。

左側3番目の紐を、星印の紐の下をくぐらせてから、右側6番目の穴へ、上から下へ通します。

右側3番目の紐を、星印の紐の下をくぐらせてから、左側6番目の穴へ、上から下へ通します。

紐通し穴が6穴のシューズでしたら、ここで蝶々結びをして、ラティス結びのできあがり。7つ穴の人は、次の写真へ。

右側6番目の穴の紐を、左側7番目の穴へ、下から上へ通します。(※これまでの流れに対して、順番間違えました!本来は、左6→右7が先です。結局この部分は隠れるので気にしなくてもいいのですが。)

左側6番目の穴の紐を、右側7番目の穴へ、下から上へ通します。

蝶々結びをして、ラティス結び完成です。

ラティス結びで歩いてみた、走ってみた

ラティス結びは、靴紐を隣や横ではなく、遠目の穴へ通すことが多いので、ちょっと緩めのフィット感になります。
歩いてみたところ、やはり、甲周りの抑えはあまり効いていないなと感じました。
平紐でもう少し太い靴紐にすると、支えられている感じがするのではないかと思います。見た目は格子っぽくなくなるかもしれませんけどね。
走るのはちょっと不安だったのでほんの数メートルでやめました。
でも、交差している靴紐が美しいのは気に入りました。普段履きとして歩く用で十分だと思います。
ラティス結びが向いているのは、こんな人だと思います。
- 紗々っぽい綺麗めの靴紐の通し方結び方をしたい
- 手持ちの靴紐もしくは少し短めの紐でアレンジをしたい
ラティス結びの脱ぎ方、靴紐の緩め方
ラティス結びをしたシューズを脱ぐのは簡単です。紐通し穴6穴のシューズなら最後に通した紐を緩めるだけで十分。7穴のシューズなら、もう1組を緩めましょう。
一度脱いだ状態からまた履いて靴紐を締める時も、同じ靴紐を引けばいいのでこれまた簡単。
脱ぎ履きが多少あるシーンでもおしゃれ靴紐にしておきたい、という場合に、意外と便利だと言えそうです。
おわりに
ラティス結びのやり方、履いて歩いた様子、脱ぎ履きについて紹介してきました。
格子柄がおしゃれなので、上下を互い違いに通すことだけ気をつけて、ぜひトライしてみてくださいね。