青梅マラソンの30kmの部を走ると疲労度はフルマラソン並み、とは高橋尚子さんの言葉です。
今回は、青梅マラソン30kmのコース攻略について、完走9回の経験を踏まえてお伝えします。
長くなるので、この記事では前半の上りメインの部分を紹介しますね。
なお、コースの高低差はこちらをチェックしておくといいですよ。
スタートから5kmまではウォーミングアップ
スタート地点には常設の道路標識に並んで、青梅マラソンのスタート表示が設置されています。
ここから本番もスタートするのですが、道幅が狭いです。
最初の1km〜2kmは渋滞覚悟
コロナ禍で2021年はオンラインのみですが、2020年までは地元の応援がめちゃくちゃ多い大会でしたので、最初からテンションが上がります。
飛ばしたくなる応援に、さらに記録狙いのランナーは渋滞で進まないというストレスを抱えていることでしょう。
しばらくは我慢です。
応援に応えるくらいの余裕を持って進みましょう。
道幅が狭いのと、最初の1kmまでに曲がり角もしくはカーブが3回あることでの減速もあっての渋滞です。
これを知っておくだけでもストレス溜めにくいと思いますよ。
左手にセブンイレブンの角が1km地点。
左折すると道幅が広くなって、これまでよりは走りやすくなります。
帰ってこいよー♪
青梅のレトロな街並みへ入ってくると、「帰ってこいよ〜」のメロディが流れてきます。
青梅マラソン名物のメロディと言っても過言ではないです。
この部分だけを切り取ってリピート再生しているので、何度も耳に入るうちに笑えてきます。束の間のリラックス、しちゃってくださいね。
この先の坂とコースを思うと、無事に帰ってこれるか若干心配にもなるのですけどね。
最初のじわり上りは4km手前
見た目で短いのですが、あっ、上ってるなと思うのが4km手前付近。
こんな感じの坂に何度も出くわして、その都度じわじわと疲労が蓄積されていくのが青梅マラソンです。
まだまだ楽勝ですけど、調子に乗り過ぎず淡々と進みましょう。
宮ノ平駅までの上りもウォーミングアップ
もう一度同じような上りが現れるのが5km手前。
また来たなぁくらいに、やりすごしましょう。
右手に消防署が見えればそこからは下り坂に転じます。
右カーブを進むと、見通しがよくなります。
6km〜10kmは応援に乗って進む
少しの下りが終わるとまた上り基調になります。
右手の線路が近くなってきたら、JR青梅線の日向和田駅です。
青梅線の駅入り口からコースが近い場所は、特に応援が多いので、声援に後押しされます。(2023年以降もそうありますように・・・)
6km付近、左手にへそまんじゅう総本舗の縦書き看板。
大会当日はこのお店の前で、太鼓の演奏があり、ドンドコ応援してくれます。
太鼓のリズムにのって、またじわじわ上っていきます。
右手の線路がコースから離れていく頃、道幅がまた狭くなります。
このあたりに地元の私設とは思えないくらいの立派な給水エイドを開設してくださっているので、立ち寄ってもいいですね。
先に通過したランナーが水をこぼして路面が水浸しかもしれないので、滑らないように気をつけて。
8km付近からの下りは景色も軽く見ておく
また少し進むと8km付近から左カーブの明らかな下りになります。
もし、下りの走りが得意なら、足が思わず前に出て、手前1kmのペースよりもキロ20秒くらい加速しちゃうはず。
中央分離帯がわりの鋲が道路中央に埋められていて、転びやすい場所なので要注意!・・・でしたが、確か2020年には撤去されていたと記憶しています(違ったらごめんなさい)。
下りのスピードを単純に楽しんでもいいのですが、復路は20km過ぎにこの坂を登ることは頭の片隅にいれておくといいです。
反対向きに走ると景色も違いますが、知らないよりは見たことがある方が上りになった時に精神衛生上マシなので・・・。
軍畑交差点から応援の多い沢井駅周辺へ
下り切ると十字路の交差点へ出ます。
軍畑と書いて「いくさばた」と読みます。
ここからは比較的平和なゆるい上りになります。
とは言っても、じりじりとずーっと上っているので少しづつ疲れてくるかもしれないです。
左側は見通しはよくないのですが、多摩川が流れているので、時折見えることもあります。
応援がだんだん賑やかになってくるのは、澤乃井酒造が近づいて、沢井駅も近づいてくるからです。
この2kmはペースを守って走れる区間です。
10km地点で最初の公式給水
10km地点を過ぎるとコース最初の大会公式エイドがあって、水とスポーツドリンクがあります。
青梅マラソンは30kmの長さのわりに大会公式給水はわずか4ヶ所しかありません。
でも全く困らないのが青梅のすごいところ。
あちこちそこらじゅうに私設エイドを開いてくれていて、飲み物や食べ物を配ってくれる人の多さに驚きます。
もうあの風景ややりとりは帰ってこないのかな・・・。
10km〜15kmは前半のヤマ場
引き続きおだやかな上りをもう少し進むと、右カーブで若干斜度が急になって、応援がまた賑やかになります。
御嶽駅の前が11km地点。
駅がコースの目の前なので応援に来やすい場所です。
この先、急に道幅が狭くなります。
しいていうなら最大の坂、目指せ空き家?
1キロ平均4分45秒くらいで走っている私が、折り返してきた先頭ランナーとスライドするのがこの付近です。
あちらは下りをかっ飛ばしてきているので、とんでもないスピードに見えます。
各所狭いコースで中央分離帯はない道なので、反対側にはみ出さないように気をつけて進みましょう。
飛沫うんぬんを気にしなくてよかった頃は、スライドする中に知り合いがいるかを必死に探しては声をかけていました。
上りにだんだんくたびれてきた頃、気が紛れてよかったですよ。
12kmから13kmのあたりが、個人的には最大の坂だと思っています。
この坂だけ見たら大したことはないのでしょうけれど、12kmほぼ上りっぱなしの状態で、斜度がちょいと上がるだけでもペースは自然と落ちてしまいます。
上っていくと右カーブになるのですが、この先の左手に空き家と思われる古い(!)木造の家があるので、ここを目指して踏ん張ってください!
この坂はあの家のところまでです。
青梅市から奥多摩町へ
コースの中では平坦に感じる場所です。
左手の木々があってか少し暗めのコースを進んでいくと、青梅市から奥多摩町へ入ります。
その後、また上り基調の中に小さなアップダウンがあります。じわじわとボディーブローみたいに効いてきます・・・。
左カーブを切ると、また応援が狭いところに増えてきて、交差点を通過。
折り返しはまだ半分ではない
この先がどうにも長く感じるのですが、折り返しまであと少しです。
右にゆるくカーブしていく道を進むと、折り返し地点にはスタート地点と同じような道路標識看板があります。
例年地元のケーブルテレビが中継していて、ここにもカメラがいましたよ。
残念ながら折り返し地点はまだ半分ではないです。
折り返してもう少し進むと、15km地点。コースの中間点です。
青梅マラソンコース前半の攻略ポイントおさらい
[aside type=”boader”]
- スタートから1〜2kmの渋滞はやりすごす
- 上り基調の中に小さい坂が何度も出てくる
- 8km付近の下りはギアチェンジ要注意
- 公式給水は10kmから
- 11kmから道幅狭くなるのではみ出さないように
- 応援、スライドや景色で気を紛らせる
[/aside]
引き続き後半戦はこちらからチェックしてくださいね!
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