箱根駅伝を裸足で区間新記録を出した選手は?同世代はあの人!マラソンは素足で走れる?

ランナーのシルエット 選手紹介

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箱根駅伝を裸足で走って区間新記録を樹立した選手がいるということで調べてみました。

国士舘大学の村上孫晴選手です。

彼の箱根駅伝での記録と活躍、同世代の有名な選手、そして、そもそもマラソンは素足で走れるのかをご紹介します。

箱根駅伝を裸足で走って区間新記録を樹立した選手は?

箱根駅伝を裸足で走って当時の区間新記録を樹立したのは、国士舘大学の4年生、村上孫晴選手です。

1964年(昭和39年)第40回大会で3区を走り、1時間2分43秒の区間新記録を出しています。

村上選手は最初からシューズを履いていなかったわけではなく、途中で履いていた靴を脱ぎ捨てて走ったそうです。

脱いだ場所は、辻堂のあたり。
(参考:日刊スポーツ

第100回箱根駅伝のコースですと、3区は戸塚中継所から平塚中継所までの21.4kmで、たとえばJR辻堂駅から最寄りの地点だと10km過ぎになります。

また、海沿いの区間にさしかかって村上選手が靴を脱いだ、という記事もあったので、これだと12km地点の浜須賀交差点付近になります。

ということは、21km以上ある箱根駅伝のコースのうち後半約半分(9〜11kmくらい)を、裸足で走ったんですね!

戸塚中継所では3位でたすきを受けて、途中で中央大学の師岡溢哺選手を抜き、2位で平塚中継所で4区の選手へタスキリレーしています。

この第40回箱根駅伝では、国士舘大学は3位でした。

走り終えた後の村上孫晴選手は、

全力を出すにはハダシが一番いいんです

と言ったそうです!
(出典:スポーツ報知

4年生で区間新記録を出した村上選手は、過去3年間も箱根駅伝を走っています。

  • 第37回大会:3区2位 1時間3分49秒
  • 第38回大会:3区6位 1時間7分45秒
  • 第39回大会:10区14位 1時間13分19秒
  • 第40回大会:3区1位 1時間2分43秒

3区は裸足で走った時が3回目で、コースも熟知していたのでしょう。

それにしても、裸足の時が最速とは・・・おっしゃる通りなんでしょうね!

第40回箱根駅伝を走った有名選手は

裸足で区間新記録を樹立した村上孫晴選手と同じ第40回箱根駅伝を走った選手の中には、後の超有名人がいらっしゃいます。

中央大学の碓井哲雄選手と、日本大学の宇佐美彰朗選手です。

中央大学 碓井哲雄選手

第40回箱根駅伝当時は中央大学3年生の碓井哲雄選手は、2区を区間3位で走り、中央大学の6連覇に貢献しています。

箱根駅伝ファンには長年の日本テレビの中継での解説でおなじみだった、あの碓井さんですね!

ちなみに当時の中央大学はあまりの強さで、2チーム作れたのではと言われたそう。

碓井選手も箱根駅伝はこの時を含めて3回の出走。4回は走れていないんですね。

  • 第39回大会:10区3位 1時間7分5秒
  • 第40回大会:2区3位 1時間15分53秒
  • 第41回大会:2区2位 1時間15分19秒

4年生の時、同じ日に裸足で走った選手がいたことはご存知だったかもしれません。

彼の著書『箱根駅伝 強豪校の勝ち方』(文春新書)で触れているかな?と思って確認しましたが、残念ながら村上選手については見つかりませんでした…。

日本大学 宇佐美彰朗選手

第40回箱根駅伝当時は日本大学2年生の宇佐美彰朗選手は、4区を区間3位で走り、日本大学の2位に貢献しています。

先ほどの碓井さんの著書によると、当時すでに日本大学が強くなっていることはひしひしと伝わってきていたそうです。

彼も、箱根駅伝の出走は3回です。

  • 第40回大会:4区3位 1時間2分4秒
  • 第41回大会:9区1位 1時間15分56秒
  • 第42回大会:2区2位 1時間15分6秒

日本大学は第41回大会に優勝、第43回・44回は連覇しています。

そして宇佐美彰朗選手は、メキシコ、ミュンヘン、モントリオールの3回連続オリンピックのマラソン日本代表として走っています。

箱根から世界へを体現されたうちのお一人です。

素足でマラソンは走れる?足裏痛くないの?

素足でマラソンを走っていたことで有名なのはエチオピアのアベベ・ビキラ選手です。

村上孫晴選手が裸足で走った第40回箱根駅伝が開催されたのは1964年は東京オリンピックの開催年でもありますが、その4年間のローマ五輪を裸足で制したのがアベベ選手

彼に、東京オリンピックで自社のシューズを履かせようとしていたのが、アシックス(オニツカタイガー)の創業者である鬼塚喜八郎さんです。

アベベ選手が来日した際に足を採寸したところ、足はとても柔らかくて、足裏は白かったそう。
(参考:日刊ゲンダイ

他にも、海外ではマラソンの世界記録を出すような選手の足裏はツルツルだという話は聞いたことがあります。

合わないシューズを履くくらいなら、素足・はだしが一番というのは一理ありそう。

もしかすると、箱根駅伝を走行中の村上孫晴選手の頭の中にも、アベベ選手のことがよぎったのかもしれませんね。

まとめ

箱根駅伝を裸足で走って当時の区間新記録を樹立した国士舘大学の4年生、村上孫晴選手についてご紹介しました。

同世代の箱根駅伝ランナーは、碓井哲雄さんと、宇佐美彰朗さん。

村上選手が裸足で走る前から素足でマラソンを走っていたアベベ・ビキラ選手の足裏は柔らかかったというのも驚きです。

今では素足で箱根駅伝を走るランナーはいないと思いますが、選手の足元にさらに注目ですね!

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