ハッカ油を網戸にスプレーしたら夜の室内でも虫除けできるのでしょうか。
自作のハッカ油スプレーで試したところ、まあまあ効果はありそうなのですが、網戸自体が風を通すので(当然ですけど)、効果がすぐに薄れてしまう気がします。
なので今回は、網戸の虫除けとしてのハッカ油の使い方としてより効果が高い方法を検討してみますね。
あと、ハッカ油がプラスチック系の素材を溶かす性質があることから網戸が溶ける心配をされる方もいらっしゃるようですが、基本こちらは解けないという前提の話から始めますね。
ハッカ油で網戸が溶ける?→溶けないです
ハッカ油が溶かしてしまうプラスチック系の素材はポリスチレン(PS)です。
網戸の素材で多く使われているのは、ポリプロピレン(PP)かグラスファイバーなので、溶ける心配はほぼないです。
安心して網戸にハッカ油、トライしてみましょう。
ハッカ油を網戸にスプレーするならこんな方法で
まず、ハッカ油スプレーの作り方はこちらで詳しく紹介していますのでご確認ください。
さて、実際にハッカ油スプレーを使ってみた時のことです。
自作ハッカ油スプレーを直接網戸に使うなら風向きに注意
家の内側から直接網戸にスプレーするのが最も簡単ですぐにできます。
で、やってみたところ、風向きによっては全く効果なしです。
なぜなら、、、外から内側へ風が入ってくるとスプレーが網戸にかかることなく自分の方にかかってしまいます。
たまたま薄めのスプレーだったので幸い被害はなかったのですが、目や華、粘膜に入ったらヒリヒリして大変です(><) 万が一入ってしまったらすぐに水道水で洗ってくださいね。
風があまりない状態でしたら、室内側から網戸へのハッカ油スプレーはアリです。
ただし、香りがなくなったら虫除け効果もそこで途切れますので、こまめにスプレーする必要はあります。
20分から30分に1回くらいが目安かと思います。
部屋の外側からハッカ油スプレーを使う時の工夫
ベランダに設置している網戸で、外側からハッカ油スプレーが使えるのでしたら、ベランダに出て、網戸と窓を閉めた状態でハッカ油スプレーを使うこともできます。
この方法なら、網戸を通過したハッカ油スプレーは窓に留まり、室内には入らないです。ただし、網戸と窓の間にはもちろん隙間があるので窓から網戸にハッカ油の成分が戻ることはないですけどね。
とはいえ、室内からシュッとスプレーするよりは多少効果がアップするのではないかと思います。
ベランダから室内へ戻る瞬間だけは網戸と窓を開けないとなので、その間に虫が入らないことを祈ります。
ハッカ油を網戸に使うより良い方法を考えてみた
ハッカ油スプレーだと網戸にあまり止まってくれないので、より網戸によくハッカ油が付く方法を考えてみました。
スプレーした霧状態のものよりも、網戸に直接塗ればよさそうです。
ハッカ油原液を染み込ませたもので網戸を拭く
手頃なのは、ティッシュ、キッチンペーパー、コットンなどにハッカ油の原液を数滴付けたもので網戸を拭くこと。
ただし、ハッカ油の原液は直接肌に触れない方がいいので、使う量によっては手袋をした方が良さそうですね。
ハッカ油の原液を使うのはちょっと、、、の場合は、ハッカ油スプレーをティッシュ等に使っても効果はあると思います。
網戸掃除ついでにハッカ油を使う
ハッカ油は油分ですが、そこまで粘り気はなく、サラサラしています。なので網戸が目詰まりすることはないと思います。
でも網戸自体の汚れが気になることもあります。
そんな場合は、掃除を兼ねて、ハッカ油を雑巾に少し垂らしたもので網戸を拭きましょう。
網戸にまんべんなくハッカ油の香りが移るはずです。
ハッカ油を網戸にさらに効果的に使う方法は
ここまでは網戸の片面のことを考えていたのですが、両面からのアプローチならさらに効果アップしそうです。
まず、自分の手足や服にはあらかじめ虫除けにハッカ油スプレーをしておきます。
そして、網戸の横側へ出て、ハッカ油を染み込ませたコットンや雑巾を片手づつ持ち、網戸を両手で挟み込んで拭けばいいのです。軍手でもいいかもしれません。もちろん手に直接付かない程度の濃度でですね。
これなら網戸から逃れることなくハッカ油が付くはずです。
欠点は、網戸の設置状態からして、できる網戸は限られているということですね・・・。
ハッカ油を網戸付近でも最も長く効果持続させる方法
網戸に色々工夫しようとしてきましたが、所詮網なので隙間だらけです。
なので、網戸そのものにハッカ油をとどまらせるのはそもそも難しいこと。
ならば、ハッカ油を染み込ませたコットン等をみかんネットのようなネットに入れて、網戸の上から吊り下げておくのが最も効果的なんじゃないかと思います!
市販にある虫除けで玄関用のものがありますよね。あのイメージです。
こちらは、お風呂で石鹸を泡立てるためのネットに穴が開いてしまったものを再利用してみました。コットンにハッカ油を5滴くらい垂らしたものを、ネットの穴から入れて、網戸がある窓のカーテンレールに引っ掛けています。
見た目がイマイチなのが惜しいですけどね。部屋の中には、ハッカ油のよい香りがほんのりしてきます。もう少し見た目が良いモノならありかなと思います。
また、網戸の下側が気になる場合は、同じくコットンもしくは重曹にハッカ油を染み込ませて網戸の下に置くのもいいです。
吊り下げるのも置くのも、場所によってできるところでやってみようと思います。
そういえば玄関にも重曹とハッカ油を置いているのでベランダにも置くとよさそうですね。
おわりに
ハッカ油を網戸に使って虫除け対策がどこまでできるかをお伝えしてきました。
以下、おさらいです。
最も簡単なのはハッカ油スプレーをそのまま網戸にかけること。
もしくは市販のハッカ油の中でも、原液がスプレーボトルに入っている商品もあります。
ただし、原液をスプレーすると飛んでいった分がもったいない気がします。
原液を使うならコットンや雑巾に染み込ませて直接網戸を拭きましょう。
揮発性のハッカ油の虫除け効果をなるべく長時間発揮させたいのなら、ハッカ油が濃い状態で長時間保てるように、コットンなどに染み込ませたものをネットに入れて吊り下げるか、重曹にたらして網戸の下に置いておきましょう。
ハッカ油で網戸周りの虫除けをして、おうちの換気がより心地よくできますように!
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