ジョギング・ランニングを始めたばかりの頃、たまたまネットで目にしたのがこの本の表紙でした。
当時はまだ1時間も走れていなくて、40分くらいです。
でもいつかは非日常的なフルマラソンというものを体験してみたい、完走したら世界が変わっちゃうかも?なんて思っていました。
なので、この本のタイトルにはめちゃくちゃ惹かれました。
でも当時は根拠とかどうでもよくて、ただ、1時間走れるようになろうとだけ思って本を手にすることはありませんでした・・・。
結局その2年後くらいに初めてのフルマラソンを完走できました。
確かに10km走れるようになると、ランニングの世界が広がってフルマラソンへの道が開ける気はします。
今回は、初心者が10km走れるようになるとどうなるかについてお伝えします。
10kmから先のフルマラソンへの挑戦は、ゆっくりランナーにこそ可能性が広がっていますし、誰にでもできますよ!
ランニング初心者が1時間走るのはスゴイこと!
個人差はとても大きいですが、初心者がランニングで1時間走ると、距離は約7kmから10kmくらいになります。
1kmあたり9分(早歩きの人には追い越されるくらい)で走る人なら、1時間3分で7kmになりますね。
最初から1時間走れる人は、過去になんらかの運動経験がある人がほとんど。初心者とは言えないと思います。
なので、始めたての頃は、10分や20分も走れればスゴイことです。
そこからコツコツ少しづつ時間を伸ばして届くのが、1時間のランニング。
つまり、1時間のランニングは、その人の努力の結果達成できることなんですね!
それまでに苦しくて、めんどくさくて辞めてしまう人もかなり多い中で、自分を褒めたくなる区切りの時間だと思います。
初心者かどうかをきっちり定義する必要はないと思いますが、「1時間走れるようになったよ」と周りの走らない人へ言ったら、少なくとも驚かれるし尊敬の眼差しを浴びることでしょう。
ダイエットになった?と聞かれるかもしれませんね。そうしたら喜んで答えられるはず。
では、1時間がどうやってフルマラソンへつながっていくのかを説明しますね。
ランニングを1時間できる体力とメンタルが備わった!
ランニングを始めた頃、5分や10分走るのが精一杯だったのならば、1時間はその6〜10倍以上の時間になります。
大人になってから、年齢を重ねていくと放っておいたら体力は衰えていくのに、元の10倍も伸びることってそうそうないですよね!
1時間動き続けられるスタミナがついた
ランニングの動きはジャンプの連続だとも言えますし、呼吸も日常生活よりは遥かに大きくします。
有酸素運動の中でもウォーキングに比べたらハードなランニングを1時間できるようになるということは、体は間違いなく鍛えられています。
ここまで自分で鍛えられることは、1時間ランニングという形で目に見えるので、達成感もありますよね。
1時間同じ動作の繰り返しに耐えるメンタルも鍛えられている
そして、1時間もの間、走り続けられるというのは、メンタル的にも強くなっているに違いないです。
なぜなら、ランニングは同じ動作の繰り返しなので人によっては飽きてしまうから。
また、ずーっとらくらく走れればいいのですが、1時間もあると、途中でキツくなる瞬間もあるし止まりたくなることもあるはずです。
その苦しい時を耐えて超えて1時間ランニングができるようになったということは、メンタルも強くなっている証拠です。
1時間ランニングできたら次のステージへ自然と進める気がしてくる
こうしてほぼゼロのところから、1時間ランニングができるまでの体力とメンタルが備わったという事実は、
続けたらもっと伸びるんじゃない?
という前向きな発想を生むのです。
しかも、最初に紹介した本の著者は筑波大学の教授で、マラソンの授業を持たれている先生。
そんな人が「1時間走れれればフルマラソンが完走できる」と言っていることを知ったら、思わず信じてみたくなります(笑)
ただし、1時間の次が即フルマラソンではないです。
1時間ランニングまでできるようになった過程を継続していけば、「やがてはフルマラソンにたどり着く日が来る」という意味だと思います。
ランニングを開始した頃の5分から10倍以上に時間を伸ばせたことに比べたら、フルマラソンはよっぽどのことがない限りあと10倍もの時間はかからずに完走可能ですからね。
ランニング1時間を走れるようになった経験に価値がある
ランニングで一度に走る距離を伸ばすためには、毎回少しづつ距離を伸ばしていくことになります。
私も、最初の頃は近所に1周1キロくらいのコースを見つけたので、そこへ行って数回に一度、1周づつ増やしていきました。
当時はたまたま1時間よりも10kmを目指していたので実際は1時間以上になったのですが、初めて走り切れた時はとても嬉しかったです。
1時間程度走れるようになると、自己流であってもなんとなくランニングのコツのようなものを掴むことができます。
体力とメンタルの基礎が身についたと言ってもいいと思います。
フルマラソンなんてまだ信じられない・・・と思っていても、これから練習を積み重ねられる最低限の土台は作れているはず。
ランニングが苦しいけど楽しいと思える頃でもあります。
おわりに
ランニングを1時間できるようになると、自分なりに長時間体を動かし続けることができる体力とメンタルが備わります。
その経験が「1時間走れればフルマラソン完走できるようになる」という説を信じられる力になるのだと思います。
ただし、ランニングをする人がみんなフルマラソンをするわけでもないですし、むしろ少数派です。
それでも1時間走れるようになれば、それくらいが楽しいのか、もっと時間や距離を伸ばしてみたくなるかの自分の好みがはっきりするはずです。
ランニングをしていない人からしたら、尊敬されちゃう1時間ランニング。
走れる時間はやればやるほど伸びていくので、自分の体とココロの進化を楽しみに、ランニング続けていきましょうね♪
▼ランニングの距離の伸ばし方▼
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