家にある鍋の材質がステンレスかアルミかを見分けたいけど、古い鍋なのでシールは剥がれている。
そんな時に見分ける方法を調べて、やってみたので紹介します。
きっかけは、酸素系漂白剤でマグカップをきれいにするためだったのですが、よい勉強になりました。
ステンレスでも磁石にくっつくとは限らないので、他の方法も合わせてお伝えしますね。
鍋の材質アルミかステンレスかの見分け方7つ
銀色の鍋の材質がアルミかステンレスかを見分ける方法は7種類あります。
- 色
- 光沢
- 重さ
- 硬さ
- 磁石
- お湯を沸かす
- 重曹
最も確実なのは「お湯を沸かす」ですが、順番に見ていきましょう。
色
アルミニウムは一円玉の色だと言われています。
こんな感じの白っぽい鍋ですね。
ちなみに、今回私がアルミかステンレスかを知りたかった鍋と1円玉をくっつけてみると、色が違うのが分かります。
一円玉の白さが浮いている感じがしますよね。
一方、ステンレスは「台所のシンク(流し)の色と同じ」という判断方法もあります。
シンクの内側に鍋を近づけてみました。(シンクの光沢がないのはすみません汗)
一円玉よりも似た色味に見えますよね!
光沢
アルミは一円玉のように光沢がなく、ステンレスはピカピカしているという違いで判断できます。
これは先程の一円玉を持ってきて並べてみるのが手っ取り早いですね。
重さ
ジュースやビールの缶だと分かりやすいのですが、同じ大きさならばアルミの方が軽くて、ステンレス(スチール)の方が重たいです。
とはいっても、今回見分けたいのは缶ではなく鍋なので、重いか軽いかは判断しがたいですよね。
同じ大きさの鍋が二つ家にあるわけでもないでしょうしね。
硬さ
これも、ジュース缶やビール缶を潰すとよく分かりますよね。
柔らかくてぐにゃっと潰れるのがアルミ。
硬くてなかなか潰れないのがステンレス(スチール)です。
鍋は潰すわけにはいかないですが、アルミ鍋の場合はどこかにぶつけると変形しそうな雰囲気はあるかな・・・と思います。
でもこれだとまだまだ曖昧ですよね。次へ行きましょう。
アルミは磁石にくっつかない、ステンレスは両方ある
上の写真は、右側の側面に小さな磁石がついた白いキッチンタイマーをくっつけてみました。ステンレスだと判断できます。
アルミ鍋かステンレス鍋かを見分ける方法のうち、分かりやすさでいくと、磁石はそこそこ有効です。
アルミならば磁石はくっつきません。
ステンレスは、磁石がくっつくものと、くっつかないものがあります。
まず、くっつっけばステンレス鍋だと分かります。
くっつかない場合ですが、これはステンレスの成分によります。
ステンレスは次の3種類の金属の合金です。
- 鉄
- クロム
- ニッケル
このうち、鉄とクロムだけの合金だと、磁石にくっつきます(専門用語的には400系ステンレス)。
しかし、鉄、クロム、ニッケルの3種類の合金だと磁石がくっつきません(300系ステンレス)。
だから磁石がくっつくかどうかはすぐに見分けられるけれど、くっつかない場合にステンレスではない、とは言い切れないのです。
とはいえ、ここまでの色や光沢などの条件と合わせることで、だいたい見分けがつくとは思います。
お湯を沸かす
今回調べて実際にもやってみたのですが、最も分かりやすい見分け方だと言えます。
水をほんの少しだけ入れて沸かします。
沸いたら鍋を少し傾けて、鍋の中でお湯の位置をずらします。
その時、ジュッと鍋の肌で音が出たら、ステンレスです。
私もやってみたのですが、確かに、焼け石に水をかけたような音がしました!ステンレス鍋だとはっきり分かりました。
アルミだと音がしないはずです。
なぜなら、アルミは熱が伝わりやすい素材なので、少量のお湯を沸かした時、鍋全体が同じ温度になるので、鍋を傾けても焼石のようなことにはならないのです。
一方、ステンレスは熱が伝わりにくい素材。
少量のお湯を沸かしたステンレス鍋は、温度が均一ではないのです。
お湯が入っている部分は温度が低く、お湯が触れていない鍋の側面は空焼き状態なので、温度が高くなります。
温度が高いところにお湯をかけるので、お湯が沸騰してジューと音を立てるというわけです。
そういえば、鍋の外側が濡れた状態でコンロにかけると、外側の水分がジューっと焼ける音がすること、ありますよね。
重曹
アルミ鍋の場合、重曹を使うと変色して黒くなってしまいます。
逆に重曹を使いたい場合はアルミ鍋ではまずいということに。
ステンレス鍋なら大丈夫です。
黒くなってしまってからでは困りますので、見分け方としては成立しない気もしますが・・・。
おわりに
鍋の材質がアルミニウムかステンレスかを見分ける方法についてお伝えしてきました。
たいていは家のキッチンで手持ちの鍋がどちらなのかを知りたいのだと思いますので、ごく少量の水を沸かすのが最も確実に見分ける方法だと言えます。
鍋を使う目的によっては材質はとても大事なので、しっかり見分けておきましょう。
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