青梅マラソンのエイドは、30kmの部のコース上で公式給水所が4箇所、給食所が2箇所です。→2023年第55回記念大会では給食は1カ所になりました。
※以下、給食については2020年第54回大会時点の情報になります。
10kmの部の公式給水所は1箇所です。
ハーフマラソンの大会でも給水所は4箇所はあるので、30kmの部は距離に対してとても少ない印象を受けます。
それでも54回も開催されている伝統の大会が成り立っているのには訳があります。
私設エイドなる一般市民のみなさんが給水や給食を提供してくれる場所が、たくさんあるのです。私も過去9回参加して、数えきれないほどお世話になっています。
今回は青梅マラソン30kmの部のエイドについて紹介します。
また、エイドステーションの状況を踏まえた給水と給食の対策も合わせてお伝えしますね。
青梅マラソンの公式エイドについて
青梅マラソンが大会公式として設置している給水所と給食所の順番はこちら。給食2と給水4はほぼ同じ場所です。
- 給水1:10km
- 給水2:17km付近
- 給水3+給食1:20km手前
- 給食2:25km手前
- 給水4:25km
給水は、水とスポーツドリンクがあります。
給食は、1箇所目は地元青梅産の柚子を使った大会オリジナルの「柚子まんじゅう」、2箇所目は地元のお菓子「山の呼び声」です。
▼柚子まんじゅうについて詳しくはこちら▼
青梅マラソンの給食は柚子まんじゅうがおすすめ!大会前日当日販売もあり、普段は地元のお店で購入可能
青梅マラソン公式エイドを走りに活かすポイント
給水所はいずれもコースのポイントとなる場所にあるので、純粋な給水だけでなく走りの切り替えや気分転換のためにも利用するといいです。
1箇所目は10kmのキリがよい地点。この先から上り坂の斜度がだんだんきつくなってくるので、気合い入れて行きましょう。
2箇所目は下り坂をガンガンかっ飛ばしてきたところにあるので、リズムがよければ寄らなくてもいいと思います。
思ったよりも調子が上がらずしんどい場合は、気持ちの切り替えに利用したいポイントです。
3箇所目は下り坂の斜度が落ちてきたところ。澤乃井酒造の敷地内に設置された給水給食エイドです。ここは給水だけでも寄りましょう。
なんといっても、この先には軍畑の急坂が待っています。この坂を乗り越えるためにも、気合いを入れ直すのに絶好のポイントです。
先のことなんか考えられないくらい疲労が溜まってつらい状態でしたら、柚子まんじゅうと給水でリフレッシュしましょう。
エイドのスタッフさんたちの励ましももらえて元気が湧いてきますよ!
最後4箇所目のエイドは、軍畑の急坂ほどではないものの、終盤でさりげなくダメージを受ける上り坂の先にあります。
24km地点を過ぎて上り坂が始まったら、ここを越えれば給水給食が待っている!お菓子あるよ!と思ってひと踏ん張りしましょう。
給水給食エイドに到着したらラスト5kmなので、これまで練習してきた5kmのコースをイメージして、残りたったの5kmと言い聞かせて再出発です。
記録を狙っている人にとっては、カウントダウン開始のポイントですね。私もたいていここでペースの再確認をしてフィニッシュタイムの皮算用を始めています。
青梅マラソンの私設エイドの充実ぶりと温かさは最高
30kmもの距離、しかも坂だらけのコースを完走するためには、堂々と私設エイドの方々の力を借りましょう。
むしろこれこそが青梅マラソンの攻略法の一つなんじゃないかすら思っています(笑)。
規模は大小さまざまです。
大規模私設エイドは公式と見分けがつかないかも
大きいところだと、地元企業や団体の方が10名〜20名で、公式と見分けがつかないくらいのテーブルを3つとか出しての給水所を設置されています。
すぐ思い出せる場所の1箇所は、往路7km付近、石神前駅のあたり。ここで補給するランナーはとても多いです。路面が水浸しになるくらい。(提供は多分ブリヂストンの方々です)
きっと暗黙の了解なのだと思いますが、ここのエイドの方々は、手持ちの飲み物がなくなるまでなのか、復路のランナーが通過するのも待っていてくれます。青梅マラソンのコースは左側通行ですが、復路は23km付近だと向かって右側になってしまいますが、給水をもらえたことが何度もあります。
ただ設置しているだけでなくて、「水あるよー!」とか呼び込んでくれます。復路ではその一声が疲労困憊な身に沁みます。
他にも10名以上で給水と給食を配ってくれる私設エイドが何箇所もあります。
地元の家族、こどもたちも優しい
個人的にお菓子やジェルなどを用意して、待っていてくれる人もとても多いです。
そして地元に住んでいる人たちは、青梅マラソンで応援することが年中行事になっているようで、親子でチョコレートや飴などを配りながら応援してくれます。
これまでにもらったことがある食べ物は
- バナナ
- レモン
- オレンジ
- チョコレート
- 氷砂糖
- 飴
などなど。漬物とかエネルギージェル配っている人もいたかも。
前半で足を使い切ってしまった時、レモンの輪切りにどれだけ救われたことか(涙)文字通り生き返った心地がしました。
氷砂糖で脳をだましてもう少し頑張れることが分かったは、青梅マラソンの私設エイドのおかげです。
青梅マラソンを応援してくれる人たちは、大会を走っているランナーよりもどういうものが走っている時に欲しくなるのかについて詳しいんじゃないかなとすら思います。
バナナは皮を剥いて半分か3分の1に切ったものが大きな入れ物に入っているものをよくもらっていました。11kmの先、御岳郵便局のあたりです。
この記事を書いている2021年9月に思うと、衛生面などを考慮すると今後はこの方法は難しいでしょうね・・・。
青梅マラソンエイドの今後、2022年以降は?
青梅マラソンのエイドは、大会公式と一般の方々とのトータルで成り立っています。
大会参加者としては、走っている最中はそのエイドが公式であろうがなかろうが、どちらでもいいことだと思っています。
公式でなければ頼れないという考えもあるかもしれませんが、過去10年参加してきて、エイドが少なくなったなと思ったことは一度もないです。
毎年変わらない応援とエイドが続く風景です。それくらい地元に根付いている大会なのですね。
ただし、コロナ禍になってしまい、2022年以降の青梅マラソンのエイドの様子も変わる可能性は十分あります。感染症対策をしないとですしね・・・。
それでも、これまで54回開催されてきた伝統の青梅なので、経験値を活かした工夫をこらして、安心して楽しく走れる大会のエイドを作ってくれることと思います。
めっちゃ期待しています!
新たな情報が出たら、また紹介しますね。
30km大会の補給対策は
青梅マラソン30kmの部は、結局はあちこちに給水給食の機会があるので、ランニング中の補給が比較的少なめな私としては手ぶらで乗り切れてしまうのですが、それでもギリギリかなの感じはあります。
スタート1時間から30分前にはカステラか蒸しパンみたいなものを少し食べておいています。
持って走るならこれくらいかなという目安を出してみますね。
- エネルギージェル:1〜2個
- 飴、氷砂糖、塩タブレットなど:合計3〜5個くらい
- アミノ酸などのサプリメント:1個
- 攣り対策の薬など
もちろん個人差が大きいところです。
お腹が空きやすい人は、事前に味見して大丈夫そうなエネルギージェルを携帯した方がいいと思います。
給水は、目に入ったところで早めに少しづつ口の中を濡らすだけでもいいので小まめに摂りましょう。コース上のさまざまなエイドで十分賄えると思います。
なお、青梅マラソンのフィニッシュ後は、おにぎり1個とスポーツドリンクの500mlボトルがもらえます。喉もお腹もカラカラでしょうから、胃腸が受け付けないほどでない限りは、すぐに食べて飲んでしまいましょう。
おわりに
青梅マラソンのエイドについてお伝えしてきました。
大会公式エイドは30kmにしては少ないのですが、私設エイドと合わせたら十分に給水はあります。
給食でエネルギー重視の方は、ジェルを携帯した方がいいです。
沿道で応援しながらエイドをしてくださっている方々とのやりとりも青梅マラソンの楽しさの一つ。
厳しいコースと暖かいエイドが自慢の青梅マラソンを楽しく走りましょうね♪
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