2019年はラグビーW杯が日本で開催されることもありますが、ひょんなきっかけでラグビーと関わることに。
まずはルールを知らなくちゃ?
いやー、そんな堅苦しいの嫌だなぁ。
と思っていたら、なんと癒し系の内容でちょっぴりルールが学べて、サクッと読める本を見つけましたので紹介しますね。
ラグビー観戦初心者はルールを知るのが先?
ラグビーを観戦するにあたって、少しでもルールを知っていた方が楽しめるとは思います。
けれど、ラグビーのルールは現役の選手でも全部把握しているとは言えないくらい奥深いそう。
そんなラグビーのルールを観戦前に予習するのは、結構大変。
どんな学習でも、予習より復習の方が楽に感じますものね。
私も初めてラグビー観戦へ出かける前に、1冊本を読もうと思って本屋さんへ行きました。
時期柄、ラグビー関連の書籍が集まったコーナーがありましたが、その中で圧倒的な異彩を放つ表紙が目に飛び込んできました・・・こちらです!
その名も『ラガーにゃん』
えっ?ネコ・・・??
眉毛を釣り上げているのに、なんか、力が抜けてきます・・・ふにゃ〜
もう、どんなにわかりやすそうなタイトルがついた本よりも、インパクトでっかい。
分かりやすく書いてないわけがない!と思い、即購入しました。
そこで気がついたのは、ルールを知る前に、まずは興味を持つことの方がずっと大切だな、ということ。
なにこれー!おもしろそう!と思うことから始まるんですね。
あっ、猫好きでなくても大丈夫ですよ。
私も特にネコ好きというわけではありませんが、クスクス笑いながら読みましたから。
ラグビー漫画なのに癒し系。こんな本があってもいいニャ
ラグビーをプレーする猫たちは「ラガーマン」ならぬ、「ラガーにゃん」。
素人の素人に寄り添って、時にはすりすりしながら、ラグビーのあれこれを教えてくれます。
猫フィルターでラグビーの動きがスルッと頭に入ってくる
どこからともなく、ラグビー場に15匹の猫が集まってくる。
ラグビーをしてみたいらしい。
2019年はラグビーW杯が初めて日本で開催されるから。
猫ちゃんたちも興味を持ったのかニャ?
好き、嫌い、おもしろい、つまんない、得意、苦手。
時にはネコとしての本能を発揮し、そしてとにかく自由気まぐれ。
ラグビーを猫ちゃんの思考フィルターを通して見ると、そうきたかー!の連続だニャ。
たとえば、ラグビーボールひとつ取っても、色々なことが起こります。
楕円形の格好と起源くらいなら、どこにも書いてあるような話ですが、実際に扱うとなったらそれだけでは済まないことがいっぱい。
ラガーにゃんたちは、ボールのバウンドの仕方によっては大喜び。
ちょっと変わると興味なし反応なし。
人間のラガーマンみたいに片手で持って走れるのか?
なるべく高い位置でボールをキャッチするように言われたら、どれくらい飛ぶのかラガーにゃんたち?
どこにボールがあるのかを騙すプレーは、ラガーにゃんたちに通用するのか?
少しでも前へボールをキックするシーンがあるのですが、絵的にはかわいらしいのに、現役トップラガーマンさんが横から真面目に同情するコメントを入れています。
うん、分かる、分かりますー。
ラガーにゃんとラガーマンは通じ合えるみたいです笑
このプレーはラガーにゃんならこうするやつ、というふうに、ラグビーの動きととラガーにゃんの行動が結びつきます。
特にラグビーを覚えようとしなくても、自然に頭に入ってくる仕組みになっていますよ。
猫とラグビーの「音」が結びつく
ラグビー観戦の魅力の一つに「音」があるとは知らなかったです。
ラガーにゃんたちの動きも、色々な音で表現されているニャ。
ラグビーの試合を生観戦するのなら、一度はグラウンドに近い席で、と言われるのはどうしてなのでしょうか?
見た目の迫力がありそう、というのは想像がつくのですが、迫力の中には「音」も含まれているのです。
ボールを蹴る音。
ラガーマンたちがぶつかり合う時の音。
イメージすると痛そうな音が聞こえてきそう・・・。
では、ラガーにゃんたちがボールを蹴るとどんな音がする?
ラガーにゃんたちがスクラムをがっちり組む姿に、人間のラガーマンたちはメロメロ。
8匹の猫ちゃんたちがぎゅっと固まる姿に出会えるのは、ラグビーならではですね。
実際のラグビー場でもふもふする音は聞こえないと思いますが、本物の「迫力ある音」を聞いてみたくなりました。
ラガーマンとラガーにゃんの気持ちが分かる
漫画『ラガーにゃん』は、週刊誌『女性自身』で連載されたものをまとめた1冊です。
作者は元ラガーマンのそにしけんじさん。
見開き2ページに、漫画と、元日本代表キャプテン廣瀬俊朗さんの解説が入る構成になっています。
解説というと堅苦しそうなのですが、ラガーにゃんたちと会話するような気持ちで接している言葉が、暖かくて和みます。
初めてラグビーを観戦することになったら、ほんの少しルールをかじったりすると思いますが、反則をしてしまったプレイヤーの気持ちまで書いてある本は珍しいかも。
屈強そうなラガーマンでも、穴があったら入りたい、と思うのはどんな反則をした時?
大きな体格の選手へ向かっていくのは怖いことですが、それよりも怖いことは何か?
ラガーにゃんたちもだんだんやる気を示して、自主トレを始めます。
自主トレをしようとするラガーにゃんたちの行動については、解説の廣瀬さんが鋭いツッコミを入れてくれます。
ラグビーはメンタルのスポーツなんだなぁ、と伝わってきます。
体育会系の熱いやつ、ではなくて、日常生活にも通じるちょっとした心構えの部類なので、暑苦しくはないですよ。
かわいくも時にカッコいいラガーにゃんたち。
どうなっていくのか、続きが気になります。
第2巻も出るよ!
癒し系ラグビー漫画の『ラガーにゃん』
2019年9月上旬に、第2巻が刊行されることになりました。
待ち遠しいです。
『ラガーにゃん』の魅力は、癒し系なのにラグビーがなんだかおもしろそうに思えること。
猫ちゃんたちの動きとプレーが結びついて、真剣な試合を見ていてもクスッと笑けてきますよ。
全くの初心者大歓迎だニャ。
脱力系イラストだけでも見る価値ありです。
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