ランニングソックスのメジャーブランドはタビオの「レーシングラン ナノグリップ(R)」をご紹介します。
(*「ナノフロント(R)」「ナノグリップ(R)」は、帝人フロンティア株式会社の登録商標とのこと。以下、(R)を抜いて書きますこと、ご了承くださいませ。)
最大のウリは、足裏にあるシリコンの滑り止めの代わりに新素材を使っていることです。
- 22.5センチの小足で甲高
- 指が短くて五本指ソックスよりも断然ラウンド派
- 滑り止めも苦手
というわがままな私としても、めっちゃ期待の1足です。
今回はこのタビオレーシングラン ナノグリップについて詳しくご紹介します。
▼既に履いているレーシングランの感想▼
タビオ ランニングソックス レビュー SSサイズノーマルタイプ
タビオレーシングランナノグリップは新素材が滑り止めの役割を果たす
今回の新商品ランニングソックスに使用される素材は、リサイクルポリエステル原料から開発された新しい素材なのだそうです。
素材の名前は「ナノフロント(R)」、足裏の部分に使われています。
どうやって滑り止めになるのかというと、この素材、繊維がめちゃくちゃ細いのです。
髪の毛の断面の7500分の1、ってもうよくわからないですね。肉眼じゃ見えない気がします。理科室の顕微鏡でも分からなさそう。
繊維が細いとどうなるかというと、接地面積が広くなるのです。
ちょっとイメージのために例を挙げて説明してみますね。
たとえば、、、同じ大きさの細い毛糸のセーターと、太い毛糸のセーターがあるとします。
床に置いた時に、より多くセーターと床が触れ合うのはどちらでしょうか?
図の代わりに↓をご参照ください。①が細い毛糸のイメージ、②が太い毛糸のイメージです。
① UUUUUUUUUUUUUUUUUU
ーーーーーーーーーーーーーー
② UUUUUUUUUUUUU
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①の細い方が、触れ合う面積が大きいのです。
で、これまでよりも極細繊維の素材がランニングソックスの足底面に使われると、
- ソックスとランニングシューズの接地面積が増える
- 足とソックス内側の接地面積が増える
多分この両方のメリットがあるんじゃないかなと思います。
これまでの外側に取ってつけたグリップと違うことの一つは、繊維なので、表裏関係なく同じ条件だということです。
だとすれば、ランニングソックスとランニングシューズがぎゅっと滑らないけど、自分の足が不自然に滑り止めに引っ張られるようなことはなくなりそうです。
滑り止めシリコンの位置は履く人が移動させるわけにはいかないので、足裏の形によっては違和感があります。
私がすごく違和感を感じるので、いっそ滑り止めはいらない!と思っている方です。
また、シリコンの滑り止めだと摩耗したり剥がれたりするけれど、極細繊維なのでその心配はありません。
タビオの発表によると、これまでのソックスの素材に比べると接地面積は数十倍になるんですって。
しかも風合いはソフトでしなやか。極細繊維だからですね。
肌触りが優しいのに足裏とソックス、ランニングシューズのインソールまでをピタッと一体化してくれるなんて、スゴイことだと思います。
ずれをなくすことで、効率よく前へ進みやすくなるのは当然なので、もしや、このレーシングランナノグリップは速くなるソックス!なんて大袈裟ではないかもしれませんね。
目に見えるペースアップでなくとも、ブレないことは、繰り返し運動であるランニングでの故障や怪我を防ぐ効果も期待できちゃいます。
一歩一歩の積み重ねは良くも悪くも大きいですものね。
怪我や故障をしにくくなるソックス、というのも夢があるなぁと思います。
タビオレーシングランナノグリップを履いてみたレビュー
タビオレーシングランナノグリップ、履いてみました!
布地は薄手で、触れ込み通りきつくなくちょうどよいサポート具合。
肌触りも違和感なしです。
ランニングシューズを履いて走るとびっくり!!
本当に足裏が吸い付いているみたいにピタッとする!!
これまできっと少しは動いていたであろう足裏が全く動かない感じがしました。
足裏が滑らないけど、滑り止めで止められている変な感じはなくて、すごく走りやすいです。
唯一のデメリットは、爪の向きや長さによっては穴が空きやすいことです。
めちゃくちゃ気に入った履きまくったのもあるのですが、わりとすぐに親指の爪のところに穴が空いてしまいました。
でもフルマラソンとか少しでも無駄な動きをせずに走りたい時には投資してでも履く価値大です!
タビオレーシングランナノグリップの商品詳細
ここまで熱く語ってしまいましたが(笑)、肝心な商品の詳細をお伝えしますね。
展開モデルは2種類です。→五本指は廃盤になってしまいました(涙)
レーシングナノグリップ五本指- レーシングナノグリップ3D(ラウンドタイプ)
五本指と3D(ラウンド)の違いは、従来のレーシングランの時と同じで、形の違いによるアーチサポートの技術の違いのようです。
他、以下は、2種類共通です。
素材は、ポリエステル、ナイロン、ポリウレタン。
足裏には先程の超極細繊維の「ナノフロント」が使用されています。メイン素材には、吸水加工も施されています。
サイズは、SS、S、M、Lの4種類。
SSは21センチからの対応で、小足にも嬉しい展開。
これまでレーシングランを履いている人は同じサイズ選びでよさそうですね。私も手持ちのラウンドタイプと同じSSサイズを試す気満々です。
カラーは8色ということなので、おそらく従来のタビオレーシングランと同じようなラインアップかなと予想します。
価格は、2200円(税込)です。これまでのレーシングランよりも高いですが、エコな素材と滑り止め摩耗やはがれが減れば、ソックス1足としては長持ちして結局コスパ良くなると思います。
なにより、滑り止め機能がばっちりで足からブレないようになることが、ランニングの前へ進む効率化と怪我故障予防になるのならば、むしろ安いくらいかもしれませんね。
タビオレーシングランナノグリップのまとめ
タビオの新作ランニングソックス、レーシングランナノグリップを紹介してきました。
滑り止め加減最高のソックスなので、大事に履きたいです。
靴下のボコボコした滑り止めが苦手な人は是非試してみてくださいね!
\サイズ展開は各店舗で各種あります/
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