ランニングを始めた頃はタイツにショートパンツを重ねていましたが、真夏の暑さにやられてランニングパンツのみで走ってみたら、解放感たっぷりでなんと快適だこと。
重ね着しなければ股関節周りや股上がもたつかなくて、ずっと走りやすいことがわかり、フルマラソンの大会もタイツなしで行くことにしました。
フルマラソン大会に参加する時の私の持ち物は
- ジェル2つ
- ティッシュ
- スマホ
です。
これらが収まって走りやすいアイテムを探していたところ見つけたのが、ノースフェイスのフライウェイトレーシングスカート。
スカートだけどインナータイツ付きで股上すっきり。
腰回りにぐるっとついた腹巻のようなメッシュポケットがとっても便利。
今回は、大会の走りに集中できたおかげで当時の自己ベスト更新にも貢献してくれたこのスカートを紹介します。
ポケットに入れたものをピタッと揺れずに持ち運べると、走りのロスが減って記録アップも期待できますよ!
ポケットが多いランニングスカートの見た目
まずは見た目のご紹介。前面はこんな感じ。
ウエスト部分にぐるっとメッシュのネットが張り巡らされています。これがポケットです。
前に3つ、後ろに3つ、合計6つあります。
※2021年4月現在 最新モデルだとポケットは5つ。その代わり背面中央にはアウターをくくりつけられるバンジーコードが付いています。
今回のは黒のスカートですが、他の色でも腰回りのメッシュ部分は黒です。
あえて黒を選んだのは、このメッシュの切替部分を目立たないようにしたかったからです。
ノースフェイスのロゴは再帰反射のプリントです。
スカートの内側にはインナーがついています。
インナーは柔らかくてよく伸びます。肌への当たりも優しいです。
履くとインナータイツが見えるかどうかギリギリくらいの長さです。手持ちのは4年以上前に購入していますが、最近のものはタイツがスカートから見えるくらいの丈感のようです。
下着なしで1枚で履けるのは便利。
裏返すとこんな感じ。ウエスト部分の調節ができる紐は内側についています。
こちらは後ろ側。前面との見分け方は裾のロゴでしょうか。
前後でパッと見た目がほぼ同じなのでポケットのサイズも同じなのかな?と思いきや、測ってみたら少し違いました。
前の正面で深さ8cm、脇で9cm。こちらの写真は左が前、右が後ろ、メジャーの部分が脇の縫い目です。
芸が細かいのですね・・・。
ちなみにこのサイドポケットの幅も少し差があって、前側(写真左側)が8cmくらい、後側(写真右側)が9cm程度です。
ちょっとした差をつけることで、体によりフィットして使い勝手がよいポケットになっているんですね。
ノースフェイスフライウェイトスカート ポケットの使い心地
このスカートは主にフルマラソン大会で必要なものを収納する目的で購入しています。
そこで、ポケットに入れたいものは:
- ジェル2つ
- ティッシュ
- スマホ
ケース入りのiPhone6Sの大きさは、143mm×92mm×9mmです。
スカートのメッシュポケットは前後それぞれ3つに分かれているので、1箇所に1つ何かを入れても十分足ります。
まずは、スマホを後ろの中央のポケットへ入れてみました。
横向きで、いい感じに収まります。
ジェルは1個ずつ左右の脇のポケットへ入れています。
でもこの状態だと上に飛び出した部分がTシャツなどの裾に引っかかるかもしれないし、飛び出しそう。
なので、先を折り曲げて収納しています。(この写真は左前と左後ろポケットに入れた図です。暗くてすみません)
取り出す時に引っかからないように、先端を曲げる向きは内側です。
どちらのポケットでも、位置的にも大きさ的にもスムーズにジェルを取り出せます。
ティッシュは前の中央ポケットへ。スマホと同じく、ちょうどよく収まります。
ただし、ここへ入れると見た目的にはお腹周りが若干膨らみます(気にしないことにしていますが笑)。
もし気になるなら、半分に折り曲げてサイドのポケットを使ってもいいですね。左前のポケットへ入れてみました。
折り曲げるならティッシュの量が少なめのがいいです。
フライウェイトレーシングスカートで走ってみた
薄手の布地でとにかく軽い!かつ揺れ知らずで、大会の走りに集中できます。
安定感がすごい
このスカート周りについているメッシュのポケットは、実際に履くとおへそから下の位置になります。
ウエスト周り(実際は腰回りですね)は紐で調節できるのは先ほどの通りなのですが、ポケット周辺も圧迫感はないです。
腰回りに色々入れたらスカートの布地が軽いのでずり落ちてこないかな?なんて思いましたが心配無用。
しっかりホールドしてくれます。
他のパンツ類の一般的なポケットよりも高い位置にあるので、体の中心に近くて揺れにくい。というか揺れないです。
スマホも、そういえば腰にくっついているなぁ…という感覚です。
マラソン大会でも安心の出し入れ動作
大会では1秒のロスも惜しいもの。
ポケットの出し入れのスムーズさは大事です。
モノを取り出すのは、メッシュが伸び縮みするので楽々。
ポケット1箇所にモノ1つのみにしておけば、取り出す時に他のものが落ちる心配もないです。
大会中にスマホを取り出すことはほぼないのですが、スマホの出し入れもサクッとできます。
もちろん全て走りながらの取り出しが可能です。
スカートの裾も邪魔にならずに走れる
スカート部分の布地は、横にちょこっとストレッチ、縦には伸びないです。
薄手のわりに丈夫そうです。
走っている時にスカート布地が脚にまとわりつかないのかな?と気になりましたが、静電気防止加工がされているからか、脚で巻き込むようなことはないです。
パンツではなくスカートを履いてみたい方には、足さばきの点でもかなりおすすめできます。
唯一の欠点はトイレへ寄る時に
このスカート唯一の欠点は、メッシュポケットが傾いたらポケットに入れたモノが落ちてくる可能性があることです。
私が以前フルマラソンの大会で自己ベストを更新した時は、幸いにも途中でトイレへ寄り道せずに済みましたが、今思えばトイレへ寄るとなると、腰回りのメッシュポケットにはフタもないし入り口に対して深さがないので・・・きっと落ちますね。
マラソン大会以外の普段のロードでの練習やトレイルでリュックを背負っている時などは、スカート以外の何らかのポケットがあるので困らないのですが、こればかりはどうにもならなさそうです。
ノースフェイスフライウェイトレーシングスカートのサイズ感
サイズ展開はS、M、L、XLの4種類。
色は3色程度、他に柄物の限定モデルが発売されることもあるようです。
私は身長161cmで標準体型くらいです。ノースフェイスフライウェイトレーシングスカートは、Mサイズを履いています。
他のノースフェイスのランニングショーツもMサイズを履いているので、というきちんとした根拠にはならないサイズ選びですが(汗)。
公式サイトによると、Mサイズでスカートのウエスト囲が62cmとのこと。ウエスト周りを伸ばしていない状態での計測なので、ウエストが本当に62cmの方には緩そうです。
おわりに
ポケットが多いランニングボトムスの中でも、スカートタイプなのが珍しいノースフェイスのフライウェイトレーシングスカートをを紹介してきました。
ショーツよりも見た目はかわいさのあるスカートですが、揺れないポケットの機能はバッチリ。
トイレに行かなさそうなシチュエーションなら安心して履けます。
インナー付きで股上もスッキリ、走りに集中できるスカートなので、マラソン大会に限らず普段のご近所ランでもテンション上げて走れますよ。
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