箱根駅伝を8回走った人は誰?参加資格、年齢制限、5年生、最高齢ランナーも紹介

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ランナーのシルエット

2024年に第100回を迎える箱根駅伝の中で、最多の8回出走した選手がいます。

日本大学の曽根茂選手です。

大学は4年間のはずなのに、どうして8回走ることができたのか、そもそも箱根駅伝の参加資格ルールはどうなっているのかをご紹介します。

また、大学5年目で走ったランナー、年齢制限で走れなかった選手、最高齢選手も合わせてご紹介します。

目次

箱根駅伝を8回走った人は誰?

箱根駅伝を通算8回走ったのは日本大学の曽根茂選手です。

成績はこちら。

  • 第8回大会:10区5位 1時間59分48秒
  • 第9回大会:4区3位 1時間17分5秒
  • 第10回大会:3区1位 1時間17分22秒
  • 第11回大会:3区4位 1時間18分53秒
  • 第12回大会:3区4位 1時間19分26秒
  • 第13回大会:5区1位 1時間40分3秒
  • 第14回大会:5区3位 1時間39分57秒
  • 第15回大会:5区2位 1時間38分21秒

第8回から8年間連続出場しています。

曽根選手が日本大学に在籍していた頃は、箱根駅伝を走りたくてわざと大学卒業要件の1単位を残して留年し続けたようです。

当時の箱根駅伝の規則では、1人の選手が生涯で走る回数の制限はなかったため、大学の在籍期間の方が関心事だったのですね。

3区がエース区間と言われていた時代背景があり、曽根選手は3回走っています。

5区も3回走っていますね。

この頃の興味深いルールとしては、箱根駅伝を3回連続優勝すると優勝旗を永久に持つことができたそうです。

なので、日本大学としてもどうしても3連覇したく、曽根選手も3連覇に貢献したくて在籍し続けたようです。

残念ながら、彼の在籍中には日本大学の優勝は叶いませんでしたが、翌年の第16回大会で初優勝。

17・18・19回大会までで4連覇を達成しました。

このベースになっているのは曽根選手の走りと思いがあることは間違いないと思います。

(参考:日本大学新聞

箱根駅伝の参加資格は

第100回箱根駅伝の、大学学部生の参加資格の基本的なルールは下記の通りです。(大学院生は別途定めあり)

  • 2023年度日本学生陸上競技連合男子登録者
  • 予選会並びに箱根駅伝本大会出場回数が通算4回未満である者
  • 出場とはエントリーした時点で出場とする

(参照元:第 100 回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会 要項

これによると、大学の学部に在籍している間は、参加できる回数は最大4回です。

1回には同一年度の「予選会と本戦」が含まれるため、予選会エントリーのみでも参加1回カウントになります。

なので、たとえば下記のような状況だと4回参加済みになりますね。

  • 第95回:予選会出走のみ
  • 第96回:予選会エントリーしたが出走せず、本戦エントリーしたが出走せず
  • 第97回:本戦出走
  • 第99回:予選会エントリーしたが出走せず、本戦なし

大学の在籍期間は問われていないので、学部在籍5年目であっても、過去に同一年度の箱根駅伝へのエントリーもしくは出走が3回以下なら、第100回箱根駅伝を走る資格がある、ということですね。

なお、1947年から1992年までは28歳以下という年齢制限が設けられていましたが、現在はありません。

大学在籍4年超えで走ったランナーは

最近、大学の学部に入学後4年以上経過してから箱根駅伝を走った選手といえば

  • 竹石尚人選手(青山学院大学):第97回5区
  • 嶋津雄大選手(創価大学):第99回4区

がいらっしゃいますね。

竹石選手は卒業延期の手続きを取り、嶋津選手は在籍3年目に半年間の休学があり、それぞれ在籍5年目で4回目の箱根駅伝を走っています。

箱根駅伝を年齢制限で走れなかった選手と最高齢ランナーは

駒澤大学の大八木弘明選手(現在は総監督)は、高校卒業後社会人生活を経て24歳で駒澤大学へ入学したため、4年目は年齢制限があったため箱根駅伝を走れませんでした

箱根駅伝を通しての最高齢ランナーは、中央大学の村社講平(むらこそ こうへい)選手です。

第20回大会は33歳131日で出走し、5区を1時間34分39秒で走り、区間賞を獲得されています!

最近の年長ランナーとして記憶に新しいのは、第98回箱根駅伝。

本戦初出場の駿河台大学の4区を、当時31歳の今井隆生選手が走っています。

まとめ

箱根駅伝を最多の8回走った日本大学の曽根茂選手についてと、箱根駅伝の参加資格、5年目に走った選手と最高齢ランナーについてご紹介しました。

曽根選手が8回も走ったのは、チーム優勝のため。

今後はルールが変わらない限り破られない最多参加回数ですが、参加回数に関わらず気持ちを込めて走るランナーを応援したいですね。

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