箱根駅伝で、10区間を走ってきて全く同じタイムでフィニッシュした場合のチームの順位の決め方はどうなっているのでしょうか。
第100回箱根駅伝では、東海大学と国士館大学が総合タイム11時間1分52秒で全く同じでしたが、11位が東海大学、12位が国士館大学です。
また、第100回大会の場合は該当チームがありませんでしたが、同タイムの場合のシード権についてはどうなるのかも紹介します。
箱根駅伝で同タイムでフィニッシュしたチームの順位の決め方
箱根駅伝で10区間を走り、同じタイムでフィニッシュ(ゴール)したチームの順位を決める方法は下記の順番になります。
※以下、東京箱根間往復大学駅伝競走 競技実施要項より
まず、繰上げスタートがない場合は、見た目の順番通りです。
同じタイムになったチームのうち1チーム以上が繰上げスタートをしている場合は、チーム内で走った10名のうちの区間順位が最も高い順位同士で比較します。
第100回箱根駅伝の場合は次のとおり。
- 東海大学:1区 5位兵藤ジュダ選手
- 国士館大学:5区 7位山本雷我選手
5位と7位。よって、東海大学が上位の11位、国士舘大学が12位と決まりました。
もし最高順位が5位同士などで、決まらなかった場合はチームで2番目に順位が高い同士で比べます。
チーム2番目同士も同じの場合は、チーム3番目同士、と順番に比べて順位を決めます。
10名同士がすべて同じの場合は同着になります。
箱根駅伝で同タイムの場合のシード権は獲得できる?予選会出場枠はどうなる?
箱根駅伝でフィニッシュタイムが2チーム以上で同タイムの場合、上記の順位決定方法で順位を決めた結果、全くの同着で10位以内の場合は、シード権を獲得します。
たとえば10位同着のチームが2チームあれば、2チームとも次回大会のシード権を獲得することができます。
ただし、この同着により次回大会の参加校数への影響がどうなるか、予選会から出場できるチーム数についての規定は特に定められていないようです。
まとめ
箱根駅伝で総合のフィニッシュタイムが同じチームが2チーム以上あった場合の順位の決め方、シード権について紹介しました。
- 同タイムチームのうち1チーム以上で繰上げスタートがあった場合は、10名のうちの区間最上位の順位が上のチームが上位になる
- 最上位順位が同じならば、2番目に上位の順位同士で比較し決定。以下同じ。
- 全くの同着の場合で10位以内なら全チームがシード権を獲得
第100回大会では東海大学(総合11位)と国士舘大学(総合12位)の順位がこのルールによって決まりました。
またこのようなことがあるかもしれないので注目ですね。
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